今日はUltimate Edition 6.9 Lite MATEを使ってみたいと思います
Ubuntu Ultimate Editionは、USA(アメリカ合衆国)発のUbuntuをベースにしたオペレーティングシステムで、ユーザーエクスペリエンスと使いやすさの向上を目指し開発されています
Ultimate Editionは、当初はUbuntu Christmas Editionとしてビルドされ、Ubuntuコミュニティへのクリスマスプレゼントとして作成されたディストリビューションでした
Ubuntu Christmas Editionの人気により、作成者のTheeMahnはUbuntu Ultimate1.1を作成
後にUbuntuUltimateは名称をUltimateEditionとし、現在に至ります
UltimateEditionは、安定した速度と安全性・外観・互換性・使いやすさというユーザーが求める主要パフォーマンスを提供してくれます
コンピューターを起動からシャットダウンまでに費やす無駄な待ち時間 それをカバーする為にハイスペックなコンピューターは必要なんでしょうか? 本当に必要なものは素早く起動・動作できるOSだと思います
優れた機能・信頼性・速度・使いやすさという強力な組み合わせにより、Ultimate Editionは他のOSにはない何かを真に提供してくれるでしょう
今回使うUltimate Edition 6.9 Lite MATEはUltimate Edition Liteで、Lubuntuをベースに構築され、ネットブック等の低いリソースのコンピューターで使用することを目的に作られたものです
そんなUltimate Edition Liteで、2020.12.16にリリースされた 6.9 MATEを使ってみたいと思います
今日はWindows7世代のパソコン、Core i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010で日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Ultimate Edition 6.9 Lite MATE

Release | 2020.12.16 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu |
Package Management | dpkg |
Architecture | armhf, x86_64 |
Desktop | Awesome, Budgie, GNOME, KDE Plasma, MATE, Deepin |
Download
dell OPTIPLEX 3010

CPU | Intel Core™ i3 3220 3.3GHz |
RAM | 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM |
STORAGE | SSD128GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま一番上で起動します

起動しました このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆
この辺のディストリビューションは、それなりのパソコンを使うと最高のパフォーマンスを魅せてくれますね

Liveセッションでの日本語化
MATE端末を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install language-pack-ja
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
一旦ログアウトします
Desktop

Ultimate Edition 6.9 Lite MATEのデスクトップはパネルは上に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
パネルアイテム 左側

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューはWindows9xチックなランチャーで軽快に動作します

場所
ドキュメントディレクトリやネットワークの場所をファイルマネージャーで開きます

システム
システムトツールのシステムです

パネルアイテム 右側

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーを表示します

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

MATE端末
ターミナルエミュレーターのMATE端末です

Caja
ファイルマネージャーのCajaです

Synapticパッケージマネージャーです
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Applications
Google Chrome
ウェブブラウザのGoogle Chromeです
このパソコンでは軽快に動作します
Ultimate Edition 6.9 Lite MATEにはFirefoxもバンドルされていて、パネル右側にクイック起動が設置されています

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは軽快に動作します

GIMP
画像編集アプリのGIMPです
このパソコンでは軽快に動作します

Clementine
多機能ミュージックプレイヤーのClementineです

Clementineは起動後はパネルに常駐しコントロール可能です
楽曲再生開始直後には、楽曲の詳細がポップアップ表示されます

日本語入力
日本語入力関連ツールをインストール設定します
Fcitxをインストール
MATE端末を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc
一旦ログアウトします
ログインするとパネルにFcitxが常駐しているので、クリックして設定を開きます

入力メソッドタブで日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

インストール
左側にあるインストーラーのアイコンをクリックして起動します
インストーラーは言語を選択して使うことができるので、比較的簡単に扱うことができます

あとがき
改めてMATEって使い勝手のいいレイアウトをしたデスクトップだなーって感じましたね 特にブログなどを書く際の編集作業で効率よく作業できる気がしました 上部左側にランチャー関連が揃って、その並びのクイック起動がとてもいい動線で、作業を効率化させてくれる気がします Ultimate Edition 6.9 Lite MATEはデスクトップの描画効果が効いていますが、チャカチャカ動いてくれるのがとても気持ち良く、使っていてストレスなく作業することができました
Ultimate Edition 6.9 Lite MATEは3D効果が効いたディストリビューションなので、軽量Linuxの部類には入りませんが、とても軽快に使う事ができます Lubuntuベースでネットブック向けとありましたが、今回使ったMATE環境はネットブックは無理ですね インストールして使うのならWindows7世代の今回使ったパソコン前後のスペックで使用した方がいいですね
因みにCeleron N2830搭載のLS-4-64でも起動してみましたが、使えなくは無いですがCPUがアレでした
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