今日は2021.03.05にリリースされた、MakuluLinux LinDoz Complete 2021 03 05を使ってみたいと思います
MakuluLinuxはVietnam(ベトナム)発の、DebianとUbuntu に基づくデスクトップ指向のオペレーティングシステムです MakuluLinuxは安定感の中に使いやすさと美しさを持ち合わせ、独創的な方向性を持ったLinuxディストリビューション

MakuluLinuxのLinDozは、ユーザーが使い慣れたWindowsのようなUIを維持しながら、Linuxエクスペリエンスを再現 最新のCinnamon 4.8.xフレームワークに基づいてビルドされたLinDozは鮮麗されたUIでユーザーライク 優れた機能と快適さをユーザーに提供してくれるでしょう
MakuluLinuxはセキュリティ面でもLinuxの信頼性と堅牢性を備え、Linuxの高度なセキュリティ機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護 独自のUpdate Managerでシステムを定期的にアップデートし、ユーザーは常に安定したコンピューターを使うことができます


MakuluLinuxLinDozは「Complete」と「Barebone」の2つのフレーバーを提供 「Complete」は完全版 「Barebone」はアプリを省いた縮小版 ユーザーの使い勝手に合わせてチョイスできます
今日はMakuluLinux LinDozのComplete版を、Core i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010 に日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
MakuluLinux LinDoz 2021 03 05


ダウンロード
今回使用するISOイメージはMakuluLinux-LinDoz-x64-Complete-2021-03-05.isoです
dell OPTIPLEX 3010

CPU | Intel Core™ i3 3220 3.3GHz |
RAM | 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM |
STORAGE | SSD128GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

起動しました
先ずはネットワークに接続 そしてインストーラーを起動します

インストール
使用する言語を選択します

ロケーションを、地図上をクリックして設定します

キーボードレイアウトを選択します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記選択でOKです

インストールするストレージを選択します
そして、そのストレージをどうインストールするか選択します
このパソコンには他のOSもインストール済みなので、手動パーティションを選択します

インストールするパーティションをクリックして、下記の様に編集設定します

ユーザー情報を入力します

最終確認です
確認後にインストールをクリックします

インストールは15分前後で終了します
インストールにかかる時間はパソコンのスペックで前後します

インストール終了しました パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

インストール後の処理
起動するとデスクトップは日本語が完全にインストールされていないので文字化けしています

システム設定を開きます
- LanguagePacksを開き、①のInstall language packsをクリックして日本語の足りない部分をインストールします
- 多くの使わない言語はRemoveをクリックして削除します
- インストール等が終わったら、②をクリックしてシステムに反映させます

パソコンを再起動で設定は反映されます
インストール後のパソコンのBoot画面
インストール後のパソコンのBoot画面です
インストール済みの他のOSも無事に表示・起動します

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆
快適の一言に尽きます

MakuluLinux LinDozのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
ログイン画面
ログイン画面ではユーザーパスワード入力でログインできます

Live Bootではユーザーネーム:makulu パスワード:makulu でログインできます
Lock画面
Lock画面は、設定したアイドル時間超過か、強制でコンピューターをロックさせる事ができます
ユーザーパスワードを入力でロックを解除できます

Live Bootではユーザーネーム:makulu パスワード:makulu でLock解除できます
パネルアイテム 左側

アプリケーションメニュー
Windowsテイストで使いやすいUIで設定されています

パネルアイテム 右側

ネットワーク
有線ネットワーク・WiFiの接続可能なSSIDを表示・設定・接続ツールです

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの背景の設定
右側に背景画像の一覧が表示され、クリックで設定できます
背景画像は風景画中心です

System Tools
システム設定
各種設定ツールのシステム設定です

ソフトウェア
アプリ管理ツールのソフトウェアです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

GNOME端末
ターミナルエミュレーターのGNOME端末です

Nemo
ファイルマネージャーのNemoです

Applications
Google Chrome
ウェブブラウザのGoogle Chromeです
このパソコンでは快適に動作します

WPS
オフィスアプリのWPSです
このパソコンでは若干起動は遅いですが、起動後は快適に動作します

My Paint
画像編集アプリのMy Paintです
このパソコンでは快適に動作します

mpv
メディアプレイヤーのmpvです
このパソコンでは快適に動作します

日本語入力
MakuluLinux LinDozには日本語関連ツールのIBusがプリインストール済みです
Mozcをインストール設定します
ibus-mozcをインストール
GNOME端末を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install ibus-mozc
IBusの設定
パネルにはIBusが常駐しているので、クリックして設定を開きます

入力メソッドタブで、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
MakuluLinux LinDoz Complete 2021 03 05は、綺麗で使いやすい そんな印象
MakuluLinuxは色々な意味で良いディストリビューションです
先ずは普通にデスクトップの完成度が素晴らしい 特にこのバージョンより完成度が上がった気がします Conkyが文字化けせず普通に使えるのが嬉しいですね 海外でビルドされたディストリビューションでConkyが搭載されているものは多く、そしてその多くは文字化け対策が必要になります 対策自体はアレコレとググレば出てきますが、対策なしで使えるのは嬉しいですね
因みにConkyは設定でカスタマイズも可能です

今回のインストールに消費した容量は13.02GB Complete版をチョイスしたので少々多め
Complete版をインストールするなら30GBは欲しいところですね
MakuluLinuxはシステム要件でCPUについては多くは要求していませんが、CinnamonデスクトップなのでWindows7モデルをチョイスしたいところですね 今回使用したパソコン前後のスペックなら十分機能すると思います

MakuluLinux LinDoz Complete 2021 03 05は、なかなか良いですよ
空いているWindows7モデルがあるのなら是非…
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