今日は2021.03.13にリリースされた、SparkyLinux Special editions Rescue 32bitを使ってみたいと思います
SparkyLinuxはPoland(ポーランド)発のDebian GNU / Linuxオペレーティングシステムに基づいた、デスクトップ指向なLinuxディストリビューションで、高速で軽量デスクトップ環境を備えたフル機能のOSです そんなSparkyLinuxにSpecial editionが登場

Sparky 2021.03 GameOver・Multimedia・Rescue の3エディション
こちらはDebianテスト「Bullseye」に基づきビルドされています
因みにRescue 32bitは、Openboxデスクトップ環境です
今日はSparkyLinux Rescue 32bit を、Pentium M 753 搭載のLet’s note CF-W4で日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Panasonic Let’s note CF-W4HW8AXR

CPU | Pentium M753 1.2GHz |
RAM | DDR2 PC2-3200 1.5GB |
STORAGE | Ultra ATA100 60GB |
SparkyLinux Special editions Rescue 32bit

Release | 2021.03.13 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | dpkg |
Architecture | armhf, i686, x86_64 |
Desktop | Budgie, Enlightenment, JWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
最小システム要件
CPU | i686 / amd64 |
メモリ | 128 MB(CLIエディション) 256 MB (LXDE、LXQt、Openbox) 512 MB(Xfce) |
ディスク容量 | 2 GB(CLIエディション) 10 GB(「ホーム」エディション) 20 GB(GameOver/Multimedia) |
Sparkyインストーラー(Calamares) には、最低1GBのRAMが必要です |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download

今回使用するISOイメージファイルはsparkylinux-2021.03-i686-rescue.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 上から7番目「More Languages・・・」を選択してEnterキーを押します
次の画面で使用する言語を選択してEnterキーを押します

Desktop
起動しました このパソコンでの起動後の挙動は、そこそこ使える感 ★★☆☆
当初、このパソコンには512MBのメモリ搭載で起動、使えなかったアプリが幾つか有ったので1GB増設して1.5GBで今回のレビューに臨みました

SparkyLinux Special editions Rescue 32bitのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
ログイン画面
ログイン画面ではユーザーネームとパスワード入力でログインできます

Live Bootではユーザーネーム:live パスワード:live でログインできます
パネルアイテム

Applications
アプリケーションランチャーは全画面タイプが設置されています

ネットワーク
有線ネットワーク・WiFiネットワークの接続可能なSSIDを表示・設定・接続ツールです

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューは、アプリケーションランチャーが設置されています

Nitrogen
デスクトップの壁紙の設定はOpenboxなので、高機能なNitrogenがプリインストールされています
背景画像はオリジナルの画像が数枚用意されています

System Tools
SparkyLinux Special editions Rescue 32bitはOpenboxなので、設定マネージャーはありません Applications→Settingsより各種設定ツールを起動させます

Openbox設定マネージャー
Openboxの設定ツールです 主に外観の設定ができます

PCManFm
軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

LXTerminal
ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

GParted
パーティション編集ツールのGPartedです
GUI操作にて簡単にパーティションを編集できます

簡単にパーティションを編集できると言う事は、簡単にパーティションを壊すこともできるので、使用する際は慎重に…
タスクマネージャー
CPU・メモリ等をモニタリングできるツールです
起動後は、なかなか低めの数値が表示されています

Applications
Web
ウェブブラウザのWebです
このパソコンでは、ギリギリ使えるレベルです

Mousepad
テキストエディタのMousepadです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

GPicView
画像ビューアのGPicViewです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

Audacious
ミュージックプレイヤーのAudaciousです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

SparkyLinux Special editions Rescue 32bitにはミュージックプレイヤーは無いので、追加でインストールしました
日本語入力
レスキューOSには日本語入力は不要な気がしますが、念の為インストールします
Fcitxをインストール
LXTerminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc
一旦ログアウトさせます
Fcitxを設定
ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定を開きます

設定の入力メソッドタブで、日本語キーボードとMozcが設定されていることを確認します

テキストエディタを起動させ、日本語入力のテストをします

あとがき
SparkyLinux Special editions Rescue 32bitは軽量に動作し、Pentium M 753 搭載のCF-W4でもそのパフォーマンスを発揮できました
個人的にですが、レスキューOSなので Knoppix9.1と同じくらい低スペックパソコンを動かせれば良かったのですが… Knoppix9.1はCF-W4で512MBで動作できましたし
コメント