今日は2021.06.14にリリースされた、KDE neon 20210614を使ってみたいと思います
KDE neonは、United Kingdom(イギリス)発の、最新のUbuntu LTS版をベースにKDEによって開発されているLinuxディストリビューションです
KDEコミュニティから新鮮な最もホットなソフトウェアをパッケージ化 世界で最もカスタマイズ可能なデスクトップをユーザーに提供 最新の64ビット版のPlasma5デスクトップ環境・フレームワーク・Qt5ツールキット等のKDEに適合する追加のソフトウェアレポジトリのセットがバンドルされています

KDE neonのベースとなるUbuntuは、セキュリティを念頭に置いて構築されています
こういった経緯より開発者が使用する人気のディストリビューションである理由の1つとも言われています UbuntuのCanonicalのセキュリティチームは、脅威のレビュー・脆弱性の修正・リリースのセキュリティ機能のアップグレードを常に行い、本番環境のシステムとワークロードを保護します

アップデートには専用のアプリ管理ツールのDiscoverがプリンストール GUI操作にてアプリのインストールからアップデートまで、ワンクリックで簡単に操作できるので、Linuxビギナーユーザーでも安心して使う事ができます


今日はCore i3 3220 搭載のdell OPTIPLEX 3010で日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
KDE neon 20210614

Release | 2021.06.14 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu (LTS) |
Package Management | dpkg |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | KDE Plasma |

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Download
今回使用したISOイメージはneon-user-20210614-1203.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
KDE neonはBoot画面とかなく起動します

Live Bootでの日本語化
Live Bootでデスクトップを日本語化させます
System Settingsを起動しRegional Settingsを開きます
Languageタブを開き日本語に設定します

Formatsタブを開き日本語に設定します

Date & Timeタブを開きAsia/Japanに設定します

一旦ログアウトして再ログインで日本語化されます
KDE neonはLive Bootでログアウトすると自動的に再ログインします
Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って快適 ★★★★★
普通に即戦力で快適に使う事ができます

KDE neon 20210614のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左シングルクリック実行の設定です
アプリケーション
アプリケーションランチャーは、KDEの機能的なランチャーが設置されています

サウンドコントロール
パソコンに装備されているサウンドデバイスの音量調節です

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

Sytem Tools
KDEシステム設定
各種設定ツールのグローバルなKDEプラットフォーム設定のシステムマネージャーです
デスクトップをカスタマイズおよび管理 検索機能で想定される設定を絞り込み、アイコンより詳細情報を示すツールチップが表示できます

Dolphin
Dolphinは使いやすさを重視したKDEのファイルマネージャーです

Konsole
KonsoleはKDEの端末エミュレータです

Discover
DiscoverはKDEのアプリ管理ツールです
GUI操作にてカテゴリ別・検索または参照し、スクリーンショットやレビューを読んでユーザーが求めるアプリをインストールすることが出来ます
DiscoverはPlasmaやKDE全てのアプリのアドオンを検索インストール管理することが出来ます

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします
このパソコンでは軽快に動作します

KWrite
KWriteはKateのエディターコンポーネントに基づくKDE 用の軽量テキストエディタです
HTML・PDF ・ PostScriptへのエクスポート ブロック選択モード
コード折り畳み エンコーディングの選択 改行コードモードの選択(UNIX、Windows、Macintosh)などと多彩な機能を搭載しています

Gwenview
Gwenviewは、KDEデスクトップの画像ビューアです
高速で使いやすいビューアで、画像のコレクションを参照して表示させるには最適なアプリです
Gwenviewは編集面でも簡単な画像操作をサポート 回転・ミラー・反転・サイズ変更・コピー・移動・削除などの基本的なファイル管理アクションをサポート
スタンドアロンアプリケーションとKonquerorブラウザの埋め込みビューアの両方として機能 KIPIプラグインを使用して拡張できます

VLC media player
VLCはフリーなマルチプラットフォーム対応のマルチメディアプレイヤーです
多くのメディアファイル用コーデックが内蔵され、動画ファイルや音声ファイル等の多くのメディアファイルを再生・表示させることができます
Windows・Linux・Mac OS X・Unix・iOS・Androidと多くのプラットフォームで使うことができ、完全にフリーでユーザーに提供 スパイウェア・広告・ユーザー監視は無く、ユーザーは安心して使うことができます

日本語入力
KDE neonにはim-configが入っているので日本語入力は、そこから設定します
im-configで設定
メニューランチャーの設定より入力メソッド(im-config)を起動します
起動後にIBusやFcitxなどの好みの入力メソッドを選択して設定します

今回はFcitxを設定してみます
fcitx-mozcをインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx-mozc
一旦ログアウトして再ログインで日本語入力は使えます
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

Input Methodタブを開き、日本語キーボードとMozcが設定されていることを確認します

テキストエディタを起動して日本語入力のテストをし、日本語入力等が使えるか確認します

インストール
KDE neonのインストールは下記記事をご覧ください

今回使用したパソコン
dell OPTIPLEX 3010

CPU | Intel Core™ i3 3220 3.3GHz |
RAM | 4GB DDR3 1600 MHz SDRAM |
STORAGE | SSD128GB |
あとがき
これだけの機能がついて軽快に動作するKDE neon っていうか、KDE Plasmaは素晴らしいデスクトップ環境ですね 自分はひと昔はKDEは苦手でしたが今は信者の一歩手前まで洗脳されていますw
因みに
neonで唯一の嫌いな点は …左シングルクリック実行
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