今日は2021.09.11にリリースされた ArcoLinux xfce 21.09.11を使ってみたいと思います
ArcoLinuxは、Belgium(ベルギー)発のArch Linuxに基づく、Linuxディストリビューションです

ArcoLinuxは多くのビデオチュートリアルもアップしているので、ユーザーは使うことによりLinuxスキルを習得できます ArcoLinuxはソフトウェアと共に進歩できるディストリビューションです
ArcoLinuxは3つのタイプが開発されています
デフォルトでフル機能搭載のArcoLinux 最小限でいてカスタマイズ性の高いArcoLinuxD 事前に構成された8種類のデスクトップをユーザーがカスタマイズ構築できるArcoLinuxB
今回はArcoLinuxBをセレクト デスクトップは軽量で機能的なXfceをチョイス
今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
ArcoLinux B xfce 21.09.11

Release | 2021.09.11 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, Deepin, GNOME, i3, icewm. MATE, KDE Plasma, Openbox, Xfce |
Download
今回使用するISOイメージファイルは、arcolinuxb-xfce-v21.09.11-x86_64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 一番上を選択[enter]キーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストールは下記記事をご覧ください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、そこそこ軽快 ★★★☆☆
流石に、この辺の軽量ディストリーションはWindows Vista世代のパソコンなら、余裕で使えるレベルで動作します


ArcoLinux B xfce 21.09.11のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
Whisker Menu
ArcoLinux B xfce 21.09.11 のデスクトップには、軽快で機能的で使いやすいWhisker Menuが設置されています

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューより詳細なサウンド設定を呼び出せます

日時
パネル上はデジタル時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
各種設定ツールのXfce環境の設定マネージャーです

通常のXfceの設定マネージャーに、便利なArcoLinuxのツールが多く付属します
Thunar
Xfce環境の高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
Xfce環境のターミナルエミュレータのTerminalです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリをインストール・更新できるツールです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです

このパソコンでは、こそこ軽快に動作します
この辺はRAM4GB積んでいる恩恵ですね
Mousepad
ArcoLinux B xfce 21.09.11はプリインストールされているアプリは少なめですが、テキストエディタもないです XfceなのでMousepadを追加でインストールしました
オフィスが無いまではいいですが、せめてテキストエディタくらいは入れて欲しいですね

Mousepadインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力してインストールします
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S mousepad
ristretto
画像ビューアのristrettoです
このコンピューターでは軽快に動作します

Audacious
ArcoLinux B xfce 21.09.11にはミュージックプレイヤー もありません
軽量で高音質なAudaciousを、追加でインストールします
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

このパソコンでは軽快に動作します
Audaciousをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力してインストールします
$ sudo pacman -Sy
$sudo pacman -S audacious
日本語入力
日本語入力関連ツールのFcitxをインストール設定します
Fcitxをインストール
Terminal を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので保存後は、ファイルマネージャー上では表示されません
表示設定で隠しファイルを表示にチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

テキストエディタを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
ArcoLinux B xfce 21.09.11はWIndows Vista世代のパソコンでも軽快にそのパフォーマンスを見せてくれました
今回のインストールに消費した容量ですが、6.28GBと割と少なめ インストールするなら15GBくらいから行けると思います ただしプリインストールされているアプリは少なめなので、インストールするアプリ次第ですね

インストールするパソコンはWindowsVista世代のパソコンをお勧めします ArcoLinuxは64Bit版しか無いので、当然そうなるでしょう
ArcoLinux B xfce 21.09.11は、今回使ったパソコンに近いスペックならいいパフォーマンスを見せてくれますよ 結構軽快でいい感じで動作します
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 超快適オフライン運用中です |
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