今日は2021.11.29にリリースされたAnarchy Installer 1.3.4を使ってみたいと思います
シンプルで直感的なターミナルベース(TUI)のArchLinuxインストーラー

AnarchyはArchLinuxのインストーラーで、ディストリビューションではありません ArchLinuxベースのLinuxをセットアップ・カスタマイズできる、テキストベースのインストーラーです インストーラーは、複数のデスクトップ環境とカスタム構成ができ、シンプルで直感的なArchLinuxのインストーラーとして人気のインストーラーです
Anarchy InstallerよりインストールされるArch Linuxは、ローリングリリースと呼ばれるリリースモデルを採用
リポジトリ上のソフトウェアパッケージは日々更新され、定期的にアップデートを行いシステムを常に最新の状態に保ち、ユーザーは安心してArch Linuxを使う事ができます
Anarchy Installerはインストール時に使用したいデスクトップ環境をセレクトします 今回は無難に軽量で機能的なXfce環境を選択しました
今日はWindows Vista世代のパソコンのCore2Duo E4300搭載のFMV DESKPOWER CE50W7に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
Anarchy Installer 1.3.4

Release | 2021.11.29 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Budgie, Cinnamon, GNOME, Xfce |
Youtube
Download
今回使用するISOイメージファイルは、anarchy-1.3.4-x86_64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

インストール
起動しました
使用する言語を選択します 因みにJapaneseは無いのでEnglishを選択します

Anarchy Installerのインストールは下記記事をご参考にしてください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆
余裕で即戦力で使うことが出来ます

Anarchy Installer 1.3.4のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

Whisker Menu
Anarchy Installer 1.3.4のデスクトップには、Xfce環境の軽快で使いやすいWhisker Menuが設置されています

サウンドコントロール
サウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューによりオーディオミキサーが起動できます

日時
パネル上はデジタル時計が設置 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューはXfce環境なのでアプリケーションランチャーも設置されています

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
Xfce環境の各種設定ツールの設定マネージャーです

Thunar
Xfce環境の高機能なファイルマネージャーのThunarです

Terminal
Xfce環境のターミナルエミュレーターのTerminalです

Applications
Chromium
Chromiumは、すべてのユーザーがWebを体験するための、安全で高速な安定した方法をを目的としたオープンソースのウェブブラウザです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
ristretto
画像ビューアのristrettoです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
Parole
Xfce環境のシンプルなメディアプレイヤーです

日本語入力
日本語入力関連のツールをインストール設定します
Fcitxをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
- ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
- .xprofileは非表示ファイルなので保存後はファイルマネージャー上では表示されません
- ファイルマネージャーを隠しファイルを表示にチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
Anarchy Installer 1.3.4はCore2Duo E4300搭載したWindows Vista世代のパソコンの富士通FMV DESKPOWER CE50W7で快適に動作しました


今回のインストールで消費した容量は6.49GBと割と小さめに収まりました
インストールするなら20GBくらいは用意したい所ですね

インストールするパソコンは今回の様なWindows Vista世代以上のパソコンをセレクトすることになると思います
今回使用したパソコン
FMV-DESKPOWER CE50W7 FUJITSU





CPU | Core 2 Duo E4300 1.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator X3000(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 320GB |
| Windows Vistaモデル 現在は超快適オフライン運用中です |
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