今日は古いWindowsXP世代のパソコンのPentiumⅢ RAM512MB 搭載のNEC PC-VA93JCHEHに、超軽量なQ4OSとDebian 11.2.0 bullseye LXDE 32bitをインストールしてみたいと思います

みんな大好きWindowsXPのパソコンです

自分は現在WIndowsXP世代のパソコンは数台所有していますが、Linuxをインストールするには年々厳しくなりつつあり、Windows系OSをオフライン運用中心に使っています 今日はそんな中の一台NEC PC-VA93JCHEHです この頃のパソコンって妙な色気と魅力があっていいですよね いつまでも大事に使って行きたい逸品ですね

Q4OS 3.14 TDE(Trinity)32bit

Q4OSはGermany(ドイツ)発の、Debian GNU/Linuxをベースにした軽量で使いやすいデスクトップ指向のオペレーティングシステムです 生産性の高いシステムを簡単に実現する事を重点を置いてあるので、自分好みの作業環境を手に入れたい人にとって理想的なLinuxディストリビューションです
無駄のない高速なシステムを簡単にセットアップ、余分なコンポーネントやアプリケーションを排除できるので、ビギナーからエキスパートユーザーまで幅広く支持されています
Q4OSはセキュリティー面でも、DebianGNU / Linuxの信頼性と堅牢性を備え、Linuxの高度なセキュリティ機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護してくれます
Type | Linux |
Based on | Debian (Stable) |
Architecture | aarch64, armhf, i686, x86_64 |
Desktop | KDE Plasma, Trinity |
最小システム要件
KDE Plasma | Trinity | |
CPU | 1GHz | 300MHz |
メモリ | 1GB | 128MB |
ディスク容量 | 5GB | 3GB |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
ダウンロード
起動
そんなQ4OSを、思うところもあり今日は前のバージョン(Q4OS3.14)ですがインストールしてみました

今回使用したPC-VA93JCHEHでは、この辺のディストリビューションはインストールできるギリギリな感じなので、不安とアレコレで少々時間の掛かるインストールを見守りました
インストール後に起動したところ、挙動はそこそこ使える感じで動作で、軽快とは行きませんが想像以上に動作してくれました

このパソコンはHDDが15GBと少ないですが、それを20GBに換装して何とか少しでも現在に対応して行こうと思っています
そんな中、今回のインストールにパーティショニングして用意した容量は5GBとかなり少なめの容量 そして消費した容量は3.3GBとミニマムに収まりギリギリで使っていける感じ

アプリを使ってみます こんな非力なパソコンでは使用するアプリは必要最低限って事で、ミュージックプレイヤー のAudaciousを追加でインストールして使ってみました

Audaciousは、想像以上にそこそこ動作してくれました これなら自分的には大満足ですね

Debian 11.2.0 bullseye LXDE 32bit

DebianはLinuxディストリビューションのひとつである、Debian GNU/Linuxを中心とするUnix系システムのディストリビューションを作成しているプロジェクトです
Ubuntu・Knoppix・PureOS・SteamOS・Tails等の人気のLinuxディストリビューションの多くは、ベースとしてDebianを選択 Debianは全てのツールを提供しているので、誰もが必要に応じて独自のパッケージにてDebianアーカイブのソフトウェアパッケージとして拡張可能です
DebianはLinuxの信頼性と堅牢性を備え、高度なセキュリティ機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護してくれます
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | dpkg |
Architecture | aarch64, armel, armhf, i386, i686, mips, mipsel, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | AfterStep, Awesome, Blackbox, Cinnamon, Fluxbox, flwm, FVWM, GNOME, i3, IceWM, ion, JWM, KDE, LXDE, LXQt, MATE, Xfce, Openbox, pekwm, Ratpoison, WMaker, XBMC |
最低限必要なシステム
最小 | 推奨 | |
CPU | ー | ー |
メモリ | 128MB(デスクトップ無し) 256MB(デスクトップあり) | 512MB(デスクトップ無し) 1GB(デスクトップあり) |
ディスク容量 | 2GB | 10GB |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download
今回使用するISOイメージファイルは、debian-11.2.0-i386-netinst.isoです
このISOイメージはインストーラーイメージですLiveBootはできません
起動

最新のDebian 11.2.0 bullseye LXDEは、PentiumⅢ RAM512MB 搭載のこのパソコンで、そこそこ順調にインストールされ、そこそこ快適に動作しました
起動もストレスにならないくらいのそこそこの感じで起動して、アイドル中も変な挙動とか無くそこそこ安定してくれています

インストールは、先ほどQ4OSをインストールした5GBのパーティションに新規インストール
インストールで消費した容量は3.63GBといい感じで5GBという限られた中に収まりました
これなら何とかデフォルトで運用して行けそうな感じですね

そこで無理を承知にDebianにプリインストールされている、今時のウェブブラウザのFirefoxを起動してみます
さすがに起動はカリカリとHDDにアクセス 時間が掛かります しかも起動後はHDDのアクセスは止まりますが、CPUの使用量は100%のままで、このCPUでは今時のウェブブラウザは無理な感じがビンビンに伝わります

次はオフィスアプリのLibreOfficeを起動します さすがに起動にはカリカリと時間が掛かります これはFirefox違い起動後はCPUは安定して使用量も低く、そこそこ使えます しかしこんな古いパソコンを起動してオフィス系のファイルを使うのは現実的では無いので、普通に削除候補になると思います

次は現実的にミュージックプレーヤーアプリのAudaciousを追加でインストールして使ってみます ほんの少し起動に時間はかかりますが許容範囲 何とか普通に動作してMP3ファイルを再生して行きます CPUの負担も少なくいい感じです

想像以上の何とか動作してくれました


あとがき
今日は古いCPUのPentiumⅢ RAM512MB搭載のWindowsXPモデルのパソコンの、NEC PC-VA93JCHEHにQ4OSと最新のDebianLXDEをインストールしてみました やっぱこのころのパソコンで面白いですね それとWindowsXPっていいOSですよね 改めて思います しかしそれと同等に動作する最近の32bit系のLinuxも素晴らしい

今回使用したパソコン
NEC PC-VA93JCHEH



CPU | PentiumIII 933 MHz |
RAM | PC-133 512MB |
STORAGE | Ultra ATA100 20GB |
| WindowsXP Model 現在オフラインにて運用中 WindowsXPで快適に動作しています オフラインではありますが、その魅力は色褪せないです |
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