今日は2022.03.31 にリリースされた deepin 20.5を使ってみたいと思います
deepinは、China(中華人民共和国)発のDebian GNU / Linuxオペレーティングシステムに基づいたデスクトップオペレーティングシステムです

deepinは中国に本拠を置くWuhan Deepin Technology Co. Ltdによって開発され、Google Chrome・Spotify・Streamのようなオープンソースやプロプライエタリのプログラムも同時に配布しています
エレガントで使いやすくカスタマイズされたDDE(deepin Desktop Environment)は、直感的なデザインでユーザーライク インストールと使い勝手が簡単なので多くのシーンでの活躍が見込まれます

最近ではArch Linux等のディストリビューションより、deepinデスクトップをパッケージリポジトリに採用し利用開始されています
今日はCore 2 Duo P8600搭載の東芝 Dynabook TH/64H2にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
deepin 20.5


Download
今回使用するISOイメージファイルは、deepin-desktop-community-20.5-amd64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま一番上で起動します
Deepinは、このままインストーラーが起動します

deepinのインストールは下記記事をご覧ください

deepinのインストールは初回起動までがインストールの作業になります
Desktop
起動しました 起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆
普通に即戦力で使うことができます

deepin 20.5 のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

アプリケーション
Deepinのランチャーは機能的なランチャーが設置されています

ワークスペース一覧
クリックでワークスペース一覧が表示され、切り替えができます

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節

クリックメニューよりサウンドの設定を呼び出せます

ネットワーク
有線ネットワーク・無線ネットワーク 接続可能なWiFiのSSID・設定・接続ツールです

セッションのオプション
コンピューターをログアウト・シャットダウン等を実行できるツールです

日時
パネル上はデジタル時計を表示 クリックでカレンダーとスケジュールが表示されます

通知センター
クリックで右側より表示され ユーザーに通知等を伝えます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

壁紙とスクリーンセーバー
デスクトップ上での右クリックメニューより表示
デスクトップの壁紙の変更とスクリーンセーバーの設定ができます

System Tools
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

ファイルマネージャー
Deepin File ManagerはDeepinTechnologyによって開発された強力で使いやすいファイル管理ツールです
従来のファイルマネージャーの機能とレイアウトに従いユーザー操作を簡素化 多くの特徴的な機能を追加します 判りやすいナビゲーションバーにインテリジェントに認識された検索ボックス 多様なビューがユーザーライクなエクスペリエンスを提供します

Terminal
Deepin Terminalは、DeepinTechnologyチームによって作成された端末エミュレーターです
シンプルなインターフェースに強力な機能を搭載 瞬時に開始・終了できスムーズに動作します マルチタスクではブラウザにタブを追加するのと同じように、複数のワークスペースを作成や複数のウィンドウに分割することができます

アプリストア
アプリストアはDeepin Technologyによって作成されたアプリケーションプログラムです
ストアにアクセスして人気のアプリケーションを検索し、GUI操作にてワンクリックで自動的にダウンロードしてインストールできます
App Storeはアプリケーションのダウンロード・インストール・レビュー・評価を統合 ユーザーは多くのカテゴリからお気に入りのアプリケーションを見つけ出すことができます

Applications
Browser
ウェブブラウザのBrowserです
このパソコンでは軽快に動作します

LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは軽快に動作します
Image Viewer
Deepin Image Viewerは、DeepinTechnologyによって作成された画像ビューアです
スタイリッシュな外観とスムーズなパフォーマンスで、多くの画像フォーマットに対応しています

このパソコンでは軽快に動作します
Music
Deepin Musicは、Wuhan Deepin Technology Co.Ltdより再構築されローカル音楽の再生に重点を置いたアプリケーションです
最新のインターフェイスデザインと究極の再生体験を提供 ローカル音楽のスキャンや歌詞の同期などの機能も備えています

このパソコンでは軽快に動作します
日本語入力
日本語入力関連ツールは、Fcitxをインストールして使います
fcitxをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc
入力メソッドを設定
パネルに常駐しているキーボードより、入力メソッドの設定を開きます
Fcitxの設定は、ここから呼び出せないので、アプリケーションランチャーより呼び出します

入力メソッドの設定は日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

入力メソッドの設定されると、Fcitxの設定も反映されます

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
deepin 20.5はCore2Duo P8600搭載の東芝Dynabook TH/64H2で快適に動作しました

今回のインストールで消費した容量は7.81GBと割と小さく収まりました インストールするなら25GBは欲しい所ですね この辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応しましょう

インストールするパソコンは、deepin 20.5は64bitOSなので今回の様にWindows Vista世代のパソコン以上をセレクトすることになると思います 今回使用したパソコン以上を使えば、きっといいパフォーマンスを見せてくるると思います
今回使用したパソコン
東芝 Dynabook TH/64H2




CPU | Core 2 Duo P8600(2.40GHz) |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 4500(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA SSD 128GB |
| 現在WIndows10にて運用中 |
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