今日は2022.06.18にリリースされたManjaro Linux Xfce-21.3.0を使ってみたいと思います

Manjaro はArch Linuxと互換性を持ちArchのパッケージ管理システム(pacman)をそのまま使用することができ、ユーザーフレンドリーなディストリビューションです

Arch Linuxと互換性を持ち、Arch Linuxと同様にローリングリリースモデルを採用 アプリ管理はpacmanをそのまま使用します Manjaro公式デスクトップ環境にXfce・KDE・GNOME・Net Editionと提供 コミュニティエディションにはCinnamon・Budgie・MATE・LXQt・E17等が用意されています

今回は公式エディションの一つの、機能的でWindowsテイストなUIなXfce環境をチョイス
XfceはWindowsテイストで機能的なデスクトップで、使いやすいUIに仕上がっています
今日はAMD Athlon64 X2 TK-57搭載のNEC VN750/Mにインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Manjaro Linux Xfce-21.3.0
Release | 2022.4.16 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman, snap |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
推奨システム要件
CPU | 1GHz |
メモリ | 1GB |
ディスク容量 | 30GB |
高解像度(HD)グラフィックスカードとモニター | |
ブロードバンドインターネット接続 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
今回使用するISOイメージファイルは、manjaro-xfce-21.3.0-220617-linux515.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
Manjaro Linuxのインストールは、下記記事をご覧ください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って快適 ★★★☆
普通に即戦力で使うことができます

Manjaro Linux Xfce-21.3.0のデスクトップはパネルは下に設置
マウスは左ダブルクリック実行の設定です

Whisker Menu
Xfce定番の機能的なメニューランチャーのWhisker Menuです
お気に入り・最近使用されたファイル・インストールされたアプリケーションの検索を可能なメニューです
メニューを開くと、お気に入りとしてマークしたアプリケーションのリストが表示 側面のカテゴリボタンをクリックすると、インストールされている全てのアプリケーションを参照できます

アップデートマネージャー (Pamac)
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです
パネル上ではアップデートツールとして働き、ユーザーに大切なOSのアップデートを知らせます

Manajroセッティングマネージャー
Manjaroの設定ツールのManajroセッティングマネージャーです
パネルに常駐し、利用可能な最新のカーネル等がある場合通知してくれます

サウンドコントロール
コンピューターに搭載されているサウンドデバイスの音量調整です

クリックメニューよりオーディオミキサーを呼び出せます
日時
パネル上はデジタル時計が表示され、クリックでカレンダーが表示されます

セッションのオプション
コンピューターをログアウト・シャットダウン等を実行できるツールです

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです
Xfce環境なのでアプリケーションランチャーが付いています

デスクトップの背景設定
デスクトップの背景設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
Xfceシステムを構成管理する設定ツールです
全ての設定を適用するためにバックグラウンドで実行されるデーモンで、デスクトップの外観をカスタマイズや画面設定とレイアウトを構成と、パソコンのカスタマイズには欠かせないツールです

Pamac
Alpm、AUR、Flatpak、Snapをサポートする、アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです
強力な機能がセットされていますが、ビギナーユーザーでも使いやすいインターフェース
ユーザーライクなパッケージマネージャーです

Manajroセッティングマネージャー
Manjaroの設定ツールのManajroセッティングマネージャーです
利用可能な最新のカーネル等がある場合通知してくれます

Thunar
ThunarはXfceデスクトップ環境のファイルマネージャです
高速で使いやすくユーザーインターフェイスは整理されていて直感的に操作できます

Terminal
Xfceの端末エミュレータのTerminalです
ドロップダウン・タブ・無制限のスクロール・フルカラー・フォント・透明な背景など、高度な機能やカスタマイズ性を備えた軽量で使いやすいターミナルエミュレータです

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは軽快に動作しました

ONLYOFFICE
オフィスアプリのONLYOFFICEです

このパソコンでは軽快に動作します

GIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、GNU GPL(GNU General Public License)のビットマップ画像編集・加工ソフトウェアです
フリーソフトウェアでありながら、有料の画像編集アプリと遜色のないレベルの機能を装備 レイヤー・トーンカーブ・ヒストグラム・画像の形状からの切り抜き・ブラシエディタ・パスの編集・多種多様なプラグインに加えて、モザイク編集やアニメーション合成(GIFアニメーション)を行えるフィルタ機能も数多く備えています

このパソコンでは軽快に動作しました
Audacious
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

日本語入力
日本語入力はFcitxをインストールして使います
Fcitxはインストール後にパネルに常駐するのでクリックして設定を開きます

入力メソッドの設定は日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
Manjaro Linux Xfce-21.3.0はAMD Athlon64 X2 TK-57を搭載のWindows Vista 世代のパソコンのNEC VN750/Mで快適に動作しました


今回のインストールで消費した容量は8.97GBと無難に小さく収まりました インストールするならシステム要件通りに30GBは用意してあげたい所ですね その辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応していきましょう

インストールするパソコンはManjaro Linuxは64bitOSなのでWindows Vista世代のパソコンを使うことになると思います 今回はAMDのAthlon64 X2を乗せたパソコンを使いましたが、IntelならCore2Duo世代以上なら無難に使うことができると思います
今回使用したコンピュータ
VALUESTAR PC-VN750MG




CPU | AMD Athlon 64 X2 TK-57 (1.9GHz) |
RAM | 2GB DDR2 SDRAM PC2-5300 |
VIDEO | ATI RADEON X1200 最大832MB、メインRAM共有 |
STORAGE | HDD 160G Serial ATA |
| 現在Linuxにて運用中 |
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