今日はopenSUSEを使ってみたいと思います

以前も紹介しましたが、openSUSEのLinuxのISOイメージファイルは2種類用意されており、一つは通常のインストール用のISOファイル もう一つはLive Bootの為に作られたISOファイルです

通常Live Bootは保存の利かない1セッションですよね openSUSEのLive用のISOファイルで作成したLive Boot用USBメモリは保存できるんですよ
これって地味に凄く無いですか?だってこれで運用も可能なんですよ
今回はそんなopenSUSEの最新版を使ってみたいと思います アーキテクチャは32bit・64bit版と用意されているので、32bit版を選択 使うパソコンはVAIO TypePです
openSUSE Xfce 32bit Tumbleweed 20200224 Live

Release | 2020.02.24 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Architecture | aarch64, armhf, i686, ppc64, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | Cinnamon, Enlightenment, GNOME, IceWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Xfce |
推奨システム要件
openSUSE Leap 15.1で動作する最低限推奨される条件 | |
CPU | 1Pentium4 1.6GHz以上のCPU (Pentium 4 2.4GHz以上、もしくは任意のAMD64/Intel64 CPU) |
メモリ | 1GB以上のRAM(2GB以上を推奨) |
ディスク容量 | 最小限のシステムで3GB デスクトップ環境などを含むスタンダードなシステムで 5GBのHDD及びSSD |
ダウンロード

SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます F2を押して使用する言語を選択 [Enter]キーを押し、この画面にて一番上を選択[Enter]キーを押し起動させます

Desktop
起動しました 日本語が文字化けしますが、アップデートで解消します

アプリケーションランチャー

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

Settings
各種設定ツールのSettingsです iBusが入っています この時点で日本語を書くことができます

Leafpad
テキストエディッタのLeafpadを起動 日本語入力できます 最近はインストール後に日本語入力が使えるディストリが増えましたね ホント便利になりました

YaSTコントロールセンター
openSUSEの管理ツールYaSTコントロールセンターです アプリインストールから設定に至るまで、総合管理できるツールです

YaSTパッケージマネージャー
そんなYaSTのパッケージマネージャーです アプリをGUI操作にてインストール出来るツールです

YaSTのツールにはデスクトップのアプリケーションランチャーからも直接アクセス出来ます

Thunar
ファイルマネージャーは軽量高機能なThunarです カスタマイズ性の高いファイルマネージャーなので、デスクトップを格好良く飾りたい人向けですね

因みにXfceデスクトップを格好良くカスタマイズする為に、必要なテーマやアイコンが揃っているサイトです 自分も随分とお世話になりました ここにハマると、カスタマイズ命になり危険なのでご注意をw
Midori
ウェブブラウザは超軽量ブラウザのMidoriです TypePでもそこそこ軽快に動作します

Rename
ファイル名のリネームツールです ファイルを整理する際に必須なアプリです ファイル名をジャンルやカテゴリーごとに揃えると後々便利に使えますよ

Audacious
ミュージックプレイヤーは軽量高音質のAudaciousをインストールします
メディアファイル再生時の音飛び対策
VAIO TypePはLinuxでメディアファイルを再生すると、Debian系では殆どのディストリで音飛びします Audaciousは、その音飛び対策が比較的簡単なので使います

通常は音飛び対策の為、出力プラグインをPulseAudio以外を選択しますが音飛びは解消されず 今回は仕方なくPulseAudioを削除しました 音飛び解消しました
※PulseAudio削除すると、依存するサービス等に影響が出るので削除する際は自己責任にてお願いします

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです Desktop Settingsを開きます

デスクトップの設定
壁紙はopenSUSEとXfceの壁紙が用意されています

あとがき
openSUSE Xfce Tumbleweed LiveはVAIO TypePで軽量に動作しました 今回Live BootしたUSBメモリのopenSUSEはシャットダウンした時点で保存されて、次回起動時はインストールされたOSの如く使えます これは非常に便利ですよね 特にLinuxに興味があって試してみたいって人には最適かもしれません

openSUSEは公式サイトも日本語表示され、openSUSE自体も日本語で使える しかも日本語入力も起動後に普通に使える そんなopenSUSE Tumbleweedは、ローリングリリース版なのでサポート面でも安心して使う事が出来ます
デスクトップ環境も様々なので、使うマシンスペックに合わせて選択した方がいいですね 低スペックパソコンなら、今回の様に32bit Xfce版 スペックに余裕有るなら64bit KDE Plasmaを選択という感じで、パソコンに合わせた選択する事により、パソコンの負担を少なくできます

最近32bit版のディストリが減ってきました しかしこんな時に32bit版をリリースし続けるディストリビューションの存在が際立ちます
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