今日はPCLinuxOSフォーラムのコミュニティエディションのPCLinuxOS Openbox miniを使ってみます
PCLinuxOSはUSA発のディストリビューションです そのフォーラムで作られたPCLinuxOS Openboxは、デスクトップ環境に軽量なOpenboxを採用しており軽快に動作します しかも見た目はPCLinuxOS感というものが全く無く、もはや別のディストリではないかと疑ってしまうくらい別物です
因みにPCLinuxOS感は下の映像の事をいいます この壁紙にサングラスのフォルダ

アーキテクチャは64bit版のみ セレロン搭載のECS LIVE STATION LS-4-64で起動してみます
Community PCLinuxOS Openbox mini 2019.11

Release | 2019.11.14 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | RPM (APT) |
Architecture | x86_64 |
Desktop | KDE Plasma, MATE, Xfce, Openbox |
ダウンロード
LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます そのまま[Enter]キーを押します

起動途中にキーボードレイアウト選択のウィンドウが開きます 使用するキーボードを選択して[Next]をクリックします

起動しました 起動後の挙動は至って軽快です 7.0★★★☆☆ ストレスフリーで使えます

Liveセッションでの日本語化
locales-jaをインストール
Synapticパッケージマネージャーを起動しlocales-ja を検索しインストールします

Locale・Time zone変更
Control Centerを起動しSystemを選択 manage Localization for your systemを開きます

Japaneseを選択し設定します
※前工程のlocales-jaインストールしないとJapaneseは選択肢に現れません

Time zoneを変更します manage Localization for your systemの左隣りにあります

日本語フォントを入れる
日本語フォントが文字化けしているので、日本語フォントを入れてあげます
このPCLinuxOSにはroot(管理者権限)で動作するファイルマネージャーがあるので、それを使ってフォントを入れます パネルの④をがrootで動作するファイルマネージャーです

/user/share/fonts/TTF フォルダに使いたいフォントを入れます これで終了です

一旦ログアウトし、再ログインで設定が反映されます ログイン時のパスワードは未記入でOKです
Username | guest |
Password | - |
再ログイン完了

AA(アスキーアート)が懐かしいです

デスクトップ
PCLinuxOS Openboxのデスクトップは下パネル 左シングルクリック実行の設定です
パネル左側に4個のアイコン

①Tint2 Panel themes パネルのテーマ設定です

②Cuatomize Look and Feel 外観の設定です

③ファイルマネージャー ファイルマネージャーは軽量高機能なPCManFMです

④ファイルマネージャー ファフィルマネージャーのPCManFMがroot「管理者権限」で起動します システムのカスタマイズをする際に使えます

パネル右側にはパネル常駐アプリが4個

入力メソッドのibusの設定です ibus-mozcもインストール済なので設定・再起動で日本語入力できます

⑥ネットワークセンター ネットワークの設定パネルです

⑦Volume Control 音量調節パネルです

デスクトップ上の右クリックはOpenboxデスクトップ環境なので、メニューランチャーが開きます

因みに壁紙の設定はPreferences→Desktop Prefs

壁紙はデフォルトで設定されている画像のみです

システムツール
システムツールはメニューランチャーのConfigurationに揃っています

各種設定ツールのコントロールセンターです

Openbox Configuration Managerです Openboxの外観設定です

アプリ管理ツールは定番のSynapticパッケージマネージャーです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

アプリケーション
PCLinuxOS Openbox miniにはアプリは必要最低限です miniはそういう事です オフィス・グラフィックスアプリは入っていません
インターネットはネットワークセンターのみ

試しに軽量ブラウザMidoriをインストールしてみました 爆速で起動します これはこれで最高ですね

サウンドはPulseAudio音量調節のみ DeaDBeeFはインストールしました

ミュージックプレイヤーは軽量高音質なDeaDBeeFです

PulseAudio音量調節です このパソコンにはUSBスピーカーが接続されています インストール後は特に設定していませんが、デバイス認識され音も出ます Linuxのデバイス認識能力の高さを感じる瞬間です

インストーラー
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動します

インストーラーは一部日本語が反映されています 下記にPCLinuxOSをインストールした時の記事を貼っておきます ご参考までに…


あとがき
PCLinuxOS Openboxは通常のPCLinuxOSと比べ、別次元の如く軽快に動作します スペックに余裕の無いセレロンで両者を起動した事があるので、その差は一目瞭然です 今回選択肢したmini版は無駄なアプリもバンドルされていなく、自分好みのアプリで揃えたい人にはピッタリなバージョンです

Openboxのデスクトップ環境は軽量ですが、その使い勝手はWindowsを使ってきた方には少し使いにくさを感じるかと思います
今回はデフォルトで使いましたがopenboxデスクトップを使う場合、Dockランチャーを下部に設置すると、その使い勝手は激変し別物へと変化を遂げます そんなことも有ってかopenboxで、Plank等のDockランチャーをデフォルトで設置しているディストリも少なくないです
今年の1月にManjaro Linuxのコミュニティエディションのopenboxを使ってみましたが、使い勝手はかなり良かった印象があります 確かパネルは上パネルでパネルにメニューランチャーが設置されていました
ちょっとした設定の違いで使い勝手は、全く別物になる場合って結構ありますよね

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