今日はLinuxfx10 Betaを使ってみたいと思います
LinuxfxはBrazil(ブラジル)発のUbuntuベースのディストリビューションです Linuxfx10はハッキリ言ってWindowsリスペクトなOSです 使っていて何回も声が出そうになるくらいのパフォーマンスっていうか ここまで仕上げるのは有る意味凄いと思います 作成に携わったスタッフにGJと言いたいです
アーキテクチャは64bitのみ
LinuxfxはKDE Plasmaなので、Celeron搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64で起動してみます
Linuxfx10 wx lts beta

Release | 2020.04.01 |
Type | Linux |
Based on | Debian, Ubuntu |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Cinnamon |
システム要件
KDE Plasma | Cinnamon | Xfce | |
CPU | デュアルコアCPU | デュアルコアCPU | ー |
メモリ | 2GB | 2GB | 1GB |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
ダウンロード
LinuxfxはWindowsfx10.7より有料になりました 無料版を希望の方はHome→Contact usのContact Formよりメッセージを送りましょう 開発者よりFree EditionのURLが送られてきます
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
Linuxfx10は電源ONでそのまま起動します
そして起動時にまさかのこの画面 思わず声が出てしまうような、どこかで見たことのある画面

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽量 4.5★★☆☆☆ いつも使っているKDE Plasmaより少し重い感じ
っていうか流石にアレでしょ これってOKなの?w 壁紙・アイコン・テーマが余りにもw


Liveセッションでの日本語化
Terminalにて下記コマンド入力
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install language-pack-ja
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
一旦ログアウトし、再ログインにて日本語化が反映されます 再ログイン時のパスワードは下記です
Username | user |
Password | live |
ログインの際に言語変更に伴うファルダ名の変更を聞かれます 変更する場合は右側をクリックします

再ログイン完了 日本語化したら益々似てきました

Desktop
Linuxfx10は下パネル 左ダブルクリック実行の設定です
パネル左側
パネル左側には6個のアイテム

①メニューランチャー

②ファイルの検索

③ワークスペーススイッチャー 複数のワークスペースをクリックで切り替えられます

④Software アプリ管理ツールです GUI操作にてアプリのインストールが行えます Linux初心者でも比較的簡単にアプリのインストールが行えます

⑤ファイルマネージャーのNemoです Nemoのカスタマイズ性は素晴らしいですね Explorerと見間違えますよ

⑥Google Chrome

パネル右側
パネル右側には7個のパネル常駐アプリ

⑦Bluetoothコントロールパネル Bluetoothの設定や接続出来るデバイス等の検索ができます

⑧Area de transferencia コピーした語句を保存管理し、再度ペースト可能にするツール

⑨デバイスの管理

⑩ネットワークス ネットワークの設定及び、接続できるWi-FiのSSIDを表示し設定・接続できます

⑪サウンドコントロール サウンドデバイスの音量調節と設定

⑫日時

⑬パソコンのシャットダウンやログアウト等ができます

デスクトップ上の右クリック

デスクトップの背景
デスクトップ背景の画像は魅力的な画像が多く用意されています

コンピュータ
デスクトップにあるコンピュータをクリックすると、コンピュータに接続されているデバイスが表示されます マイコンピュータですね判ります

システムツール

システム設定
各種設定ツールのシステム設定

Synapticパッケージマネージャー
GUI操作にてアプリのインストールが出来るツールの定番、Synapticパッケージマネージャーです

日本語化追記
日本語化のキーボードレイアウトはシステム設定の「キーボード」にあります デフォルトで日本語は無いので追加しましょう 元々入っていたものは削除します

タイムゾーンはシステム設定の「日付と時間」にあります 地図上でクリックで設定できます

日本語入力
Linuxfx10には入力メソッドのIBusとIBus-Mozcはインストール済です パネルのBluetoothの隣に表示されます

特に設定する事無く日本語入力を使うことができます

アプリケーション
オフィス
オフィスアプリはWPS Officeです

WPS Officeの使い勝手は、某オフィスやLibreOfficeと大差ないです


アクセサリー
アクセサリーは電卓・テキストエディッタ・圧縮ツールの定番ツール等が揃っています

インターネット
インターネットアプリは少な目です 某OSリスペクトですね

グラフィックス
グラフィックスも少な目です 画像編集は好みのアプリを入れてあげましょう

画像ビューアは多機能ですが、もう少し軽量なものが良かったですね

マルチメディア
マルチメディアも少な目 少な目の割にビデオ編集があるのが某OSに似ていますね
ミュージックプレイヤーが入っていないので、Audaciousをインストールしました 新しいアプリを強調の設定が某OSリスペクトですね

ビデオ編集ツールのKdenliveです

追加でインストールしたAudaciousです 某OS風にスキンをwinampにしました

このパソコンにはスピーカーが無いので、USBスピーカーを繋いでいます 特に設定すること無くデバイスは認証され音は出ました

インストーラー
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動します

インストーラーは言語選択でインストールできますので、比較的簡単にインストール出来ると思います

Youtube
あとがき
Linuxfx10はハッキリ言って素晴らしいディストリビューションです これはWindowsに似ている似ていない関係なく、凄く使いやすかったです 自分がWindows7を使い慣れている所為も有りますが、Windowsを使ってきた人へお勧めしたいですね
但しLinuxfx10はBeta版なので、安定版リリースを待ちましょう 待ちきれない方は、今すぐダウンロードして使ってみましょう

Linuxfx10はセレロン搭載のLS-4-64で、通常のKDE Plasma環境より軽快に使う事が出来ませんでした 設定を見直せば十分使えると思いますが、出来ればワンランク上のCPUを使いたい所ですね Windows7モデルなら軽快に動作すると思います
それにしてもLinuxfx10はBeta版ですが凄く面白いディストリビューションでした 使っていてこんなに楽しかったのは久しぶりです
Linuxfx10を世に出したスタッフに感謝の気持ちを伝えたいです ありがとう!



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