今日はDebian 10.3.0 32bit MATEを使ってみたいと思います
日本人なら無性に白米が食べたい時ってありますよね そんな白米と似ているんですよDebianって
だけど・・・・
シンプルで安定しているので使うには最高のディストリビューションですが、いまいちインストールに至らない 判っているのに踏み出せないみたいな
今日はDebianで自分的に一度も試した事のないMATEを起動してみたいと思います
32bitのOSなので使うパソコンは、古い低スペックの代表格 SONY VAIO TypePを使います
Debian 10.3.0 i386 MATE

Release | 2020.02.09 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | dpkg |
Architecture | aarch64, armel, armhf, i386, i686, mips, mipsel, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | AfterStep, Awesome, Blackbox, Cinnamon, Fluxbox, flwm, FVWM, GNOME, i3, IceWM, ion, JWM, KDE, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, pekwm, Ratpoison, WMaker, XBMC |
Download
SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 上から2番目を選択[Enter]キーを押します

使用する言語を選択[Enter]キーを押します

起動しました 起動後の挙動は至って軽快 6.0★★★☆☆ デフォルトで十分使える感じです

Desktop
Debian MATEのデスクトップは上部と下部にパネル設置 左ダブルクリック実行の設定です

パネル上部左側

① アプリケーション
メニューランチャーです かなりシンプルで使いやすいメニューです

② 場所
デバイスやフォルダへのショートカットです

③ システム
システムツールが揃っています

パネル上部右側

④ IBus
インプットメソッドフレームワークのIbusです

⑤ ボリュームコントロール
サウンドデバイスの音量調整です

⑥ ネットワーク
ネットワークの設定及び、Wi-Fi接続可能なSSIDの表示・設定・接続ツールです

⑦ 日時
クリックでカレンダーが表示されます

パネル下部左側

⑧ デスクトップ表示
クリックで全てのウィンドウを閉じてデスクトップを表示
パネル下部右側

⑨ ワークスペーススイッチャー
デフォルトで4つ有るワークスペースを切り替えるツールです VAIO TypePの様な狭いデスクトップは、複数のワークスペースを使えば効率よく作業できます
デスクトップ上の右クリック

外観の設定(背景)
デスクトップ上の右クリックメニューの背景の変更で開きます 背景画像はシンプルな画像が多いですね

パネルの設定
パネルで右クリックで起動できます

システムツール
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

MATE端末
ターミナルエミュレーターのMATE端末です

ファイルマネージャー
ファイルマネージャーのCajaです

Synapticパッケージマネージャ
アプリ管理ツールのSynapticペッケージマネージャです GUI操作にてアプリのインストール出来るツールです

Applications
Internet

インターネットアプリはFirefoxのみです

Office

オフィスアプリはLibreOfficeが入っています TypePでも使えなくないレベルで動作します

Graphics
グラフィックスは定番のアプリが必要最低限で揃えてあります

画像編集のGIMPもTypePで使えなくないレベルで動作します しかしTypePの小さい画面で画像編集はアレですね

Multimedia

ミュージックプレイヤーの音飛び問題
ミュージックプレイヤーはのAudaciousを追加でインストールします
VAIO TypePはDebian系のディストリで音飛びします その対策が比較的簡単なので自分はAudaciousを使います
Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します

しっかり設定すればVAIO TypePでもミュージックプレイヤーを楽しむことが出来ます

Wi-Fi接続
パネルのネットワークをクリックすると接続可能なSSIDが表示されます 接続するSSIDを選択します

パスワードを求められるので入力します そして[接続]をクリック

問題なければ接続し右上に接続を確立した事が表示されます

日本語化詳細
起動時のオプションで日本語で起動していますが、足りない部分を設定します
キーボードレイアウト設定
コントロールセンターを起動 キーボードの設定のレイアウトタブを選択 日本語を追加し、デフォルトを削除し設定します

タイムゾーンを変更
タイムゾーンの設定は、TypePでは設定ツールでボタンが押せない問題があるので、コマンド操作にて設定します
Terminalを起動 下記コマンド入力します
$ timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
日本語入力
ついでなので日本語入力も設定します インプットメソッドの設定を開きIbusで設定します

Synapticパッケージマネージャーを起動 検索にて「mozc」で検索 ibus-mozc を選択インストールします

パネルのIbsuの設定を開き、入力メソッドタブを選択 入力メソッドで「Mozc」を追加します

一般タブを選択 キーボード・ショートカットで[半角/全角]を設定します

無事日本語入力できました

インストーラー
インストーラーは左側にあるアイコンで起動します

インストーラーは使用する言語を選択して使えるので、比較的簡単に扱えます

あとがき
Debian 10.3.0 i386 MATEはVAIO TypePで快適に使うことができました
Debian MATEは想像より使い易く良いディストリビューションです メニューランチャーはLXDEみたいなタイプでチープですが、一番使い易いんですよね メニュー・場所・システムを同じランチャーで並べて使えるのって地味に使い勝手良いと思いました アプリも比較的起動も早く、TypePで現役で使えるLinuxと言っていいくらいのレベルで使えました
と口では言っておいてインストール出来ないのがDebianなんですよねー

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