今日はAcademiX GNU/Linux 2.5を使ってみたいと思います
AcademiXはRomania(ルーマニア)のDebian安定版ベースのディストリビューションです 眩いくらいに映えるグリーにはMATEデスクトップをシンプルにビルド バンドルされているアプリもアカデミック向けに揃えてあり、教育現場での使い勝手を意識した造りです
そんなAcademiX GNU/Linux 2.5を、Core2Duo搭載のPanasonic Let’s note CF-R6AW1BJRを使って起動してみたいと思います
AcademiX GNU/Linux 2.5

Release | 2020.5.03 |
Type | Linux |
Based on | Debian (Stable) |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | MATE |
Download
CF-R6AW1BJR

CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
※このパソコンはワイヤレスネットワークアダプターが壊れているので、古いカードですが下記を使っています 規格は時代遅れですがそこそこ使えます しかもLinuxなのでドライバなしで使用できます

Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 上から2番目を選択しEnter キーを押します

使用する言語を選択しEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽量 5.4★★☆☆☆ 本格的に使うのなら少し設定を見直した方が幸せになれると思います
そんな事より日本語フォントが文字化けしています フォントインストールします


Desktop
AcademiX GNU/Linux 2.5はパネルは上に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネル左側

① Applications Menu

パネル右側

② Package Update Indicator

③ 音量調整
サウンドデバイスの音量調整

④ ネットワーク
ネットワークの設定 接続可能なWi-FiネットワークのSSIDを表示・設定・接続ツールです

接続したいSSIDを選択するとネットワーク認証を求められます Passwordを入力で問題が無ければ接続できます

⑤ 日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上の右クリックメニュー

外観の設定→背景
デスクトップ上の右クリックメニューの背景の変更より起動 デスクトップの背景画像は数枚用意されています

システムツール
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

Caja
ファイルマネージャーのCajaです

パッケージ
アプリ管理ツールのパッケージです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

MATE端末
ターミナルエミュレーターのMATE端末です

Applications
Internet

ウェブブラウザはFirefoxです このパソコンでは起動は遅いですが、そこそこは使えます しかしこの解像度でのブラウジングは若干アレですね

Office
オフィスアプリはLibreOfficeが入っています

LibreOfficeの表計算アプリです 表計算はこの解像度が比較的使いやすいですね…自分的には

Graphics

画像ビューアはEys of MATEです

サウンドとビデオ
サウンドとビデオは音量調整アプリのみ アカデミックだけあって娯楽アプリはご法度なのでしょうか

とりあえずAudaciousをインストールしました メディアファイルは問題なく再生できます

日本語入力
日本語入力関連はインストールされていない様なのでセットアップします
キーボードレイアウト
キーボードの設定にて、レイアウトで日本語を追加しデフォルトは削除します

日本語
パッケージを起動 fcitx・fcitx-mozc をインストールします

インストール終了後にFcitxを起動します 入力メソッドに日本語とMozc が追加されている事を確認

MATE端末を起動します
下記コマンドを入力
$ pluma /home/user/.xprofile

テキストエディッタのPlumaが起動
下記を入力 保存します ※コピペOKです
!/bin/sh
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
一旦ログアウトします 再ログインで設定が反映されます
再ログインの際にUsernameとPasswordを求められます 下記を入力します
Username | user |
Password | live |
LibreOfficeのワープロでテストしてみます
日本語入力できました

あとがき
AcademiX GNU/Linux 2.5は、Core2Duo搭載のPanasonic Let’s note CF-R6AW1BJRでそこそこ軽快に使うことができました
AcademiXのMATEのレイアウトがシンプルで凄く使いやすかったです アカデミックなので真面目な造りの印象 余計なものが無く勉学に没頭できそうです UIもWindowsライクなのでWindowsユーザーにもオススメなディストリビューションですね

デスクトップにMATEを使っているので古いパソコンでも使えると思います 今回使用したCF-R6はWindows Vista世代のパソコンで、比較的動作クロックが低いCPUを搭載しているので、Core2Duoならそこそこは行ける気がします
AcademiXはルーマニアの真面目なディストリビューションです
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