今日はDebian 10.4 LXDE 32bitを使ってみます
最近濃厚な64bit系のディストリビューションが続いていたので、薄味な32bitディストリビューションが恋しくなりました となると一旦基本に戻る意味でDebianを選択 デスクトップは軽量でいてシンプルなLXDE
まさに一汁一菜のディストリビューションのDebian 10.4 LXDE 32bit
使用するパソコンは、巷で32bitの雄と呼ばれているVAIO TypeP
Debian 10.4 LXDE 32bit

Release | 2020.05.10 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | dpkg |
Architecture | aarch64, armel, armhf, i386, i686, mips, mipsel, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | AfterStep, Awesome, Blackbox, Cinnamon, Fluxbox, flwm, FVWM, GNOME, i3, IceWM, ion, JWM, KDE, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, pekwm, Ratpoison, WMaker, XBMC |
Download
SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 上から2番目を選択[Enter]キーを押します

言語選択画面が現れます 使用する言語を選択しEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動は至って軽快 6.5★★★☆☆ インストールのアイコンをクリックしたくなります

Desktop
Debian 10.4 LXDEのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネル左側

① Applications Menu

② PCManFM
軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

③ Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです

④ デスクトップを表示
クリックで全てのウィンドウが閉じ、デスクトップを表示します
⑤ ワークスペーススイッチャー
複数あるワークスペースをクリックで切替えるツールです
パネル右側

⑥ CPU使用量モニタ
CPU監視ツールです
⑦ 音量調節
サウンドデバイスの音量調節です

⑧ Wicdネットワークマネージャー
ネットワークの設定 接続可能なWi-FiのSSIDを表示・設定・接続ツールです

接続するSSIDを選択すると下記ウィンドウが開きます
認証キーを入力しOK をクリック 上記画面で 接続 をクリックでWi-Fiに接続できます

⑧ IBus
インプットメソッドフレームワークのIBusです 文字入力関連のツールです

⑨ Cliplt
クリップボードの履歴管理ツールです

⑩ 日時
日時です パネル上は時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

⑪ スクリーンロック
クリックでスクリーンロックされます ユーザーパスワードで解除できます
⑫ セッションのオプション
シャットダウンやログアウト等できるセッションのオプションです

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定→外観
デスクトップ上での右クリックメニューのデスクトップの設定より起動
デスクトップの壁紙の画像は数枚用意されています

システムツール
LXDEには設定マネージャー的なシステムツールはありません アプリケーションメニューの設定にツールは揃っています

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

LXTerminal
端末エミュレーターのLXTerminalです

Applications
Internet

トレントクライアントのDelugeです

Office

オフィスアプリのLibreOfficeです VAIO TypePでもそこそこ使えるのが凄いです

Graphics

pdfファイル等が閲覧できるドキュメントビューアです

Multimedia

ミュージックプレイヤーの音飛び問題
ミュージックプレイヤーはのAudaciousを追加でインストールします
VAIO TypePはDebian系のディストリで音飛びします その対策が比較的簡単なので自分はAudaciousを使います
Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します

Audaciousは多機能でいて高音質なので、渡りに船って感じですね

日本語入力
日本語入力を設定します
インプットメソッドの設定を起動します

使用するインプットメソッドを選択設定します

Synapticパッケージマネージャーを起動します
IBusを使うので ibus-mozc をインストールします

念の為一旦ログアウトします そして再ログインします 再ログインの際のPassは下記を入力します
Username | user |
Password | live |
IBusの設定を起動します
入力メソッドでMozcが追加されているか確認します

キーボードショートカットで入力メソッドの切替を設定します 一般的には半角/全角 キーが切替のデフォルトですね

LibreOffice Writerを起動し入力テストします 日本語入力OKです

あとがき
Debian 10.4 LXDEは軽いですね シンプルで全く面白みは無いけど、エディッタの様な作業には超ハマるディストリビューションですね 無駄な機能は一切なくOSはアプリを動かすためだけの役割のみ
今の時代のOSの流れの逆の方向性ではありますが、そんなディストリビューションで無ければ快適に使うことが出来ないパソコンってあるんですよね
いつまでも32bit版をリリースし続けて欲しいものですね

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