今日はSparky Bonsai 2019を使ってみたいと思います
Sparky Bonsai はSparkylinuxとPuppy Linux Debian Dogの派生ディストリビューションです 両者のいいとこ取りのディストリビューションは、軽快・使い易さ・無駄の無いカスタマイズで、弱点の見当たらない仕上がり そんな仕上がりとは裏腹にデスクトップには盆栽が描かれて、シュールかつ幻想的なOSの雰囲気がすごくいい感じです
Sparky Bonsai 2019

Release | 2019.12.04 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | DEB (apt) |
Architecture | x86_64 |
Desktop | LXDE |
Download

ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆ いい感じで動作します

live Bootでの日本語化
起動時は言語は英語で日本語フォントが文字化けしています
日本語化と文字化け対策とフォントインストールします
フォントはお気に入りのフォントを用意します
自分のお気に入りのフォントを貼っておきます
日本語化
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y install task-japanese locales-all
$ localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE=”ja_JP:ja”
$ source /etc/default/locale
$ echo $LANG
文字化け対策
下記コマンドを入力、PCManFMを管理者権限で起動します
$ sudo pcmanfm
ファイルマネージャーのPCManFMが起動しました
/user/share/fonts/truetype/dejavuフォルダごと削除します

フォントインストール
/user/share/fonts にフォントファイルを追加します

セッションのオプションにてXサーバー再起動で日本語化されます
Desktop
Sparky Bonsai 2019のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューはシンプルで使い易いです


日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーをポップアップ表示します

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定

System Tools
LXTerminal
ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

PCManFM
軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

Applications
Pale Moon
軽量ウェブブラウザのPale Moonです セレロンでは起動は少し遅いですが、軽快にブラウジングします

Sparky Conky管理
システムツールウィジェットのConkyをGUI操作にて管理できるツールです
日本語化するとフォントの大きさ絡みで若干レイアウトが崩れます
フォントの大きさを調整して編集すれば綺麗に表示されると思います

Viewnior
画像ビューアのViewniorです

Audacious
ミュージックプレイヤーが無いので、Audaciousをインストールしました
このパソコンはUSBスピーカーを接続しているので、音が出るための設定します
Audaciousの設定→オーディオ→設定 ALSA出力の設定で使用するデバイスを設定します

USBスピーカーの設定完了 音も問題なく再生されました

日本語入力
IBus関連をインストール
Synapticパッケージマネージャーを起動します
「ibus」で検索してIbusとIbus-anthyをインストールします

.bashrcファイルを編集
テキストエディッタを起動します
Homeフォルダの.bashrcを開き、下記を末尾に追記し保存します
export GTK_IM_MODULE=ibus
export XMODIFIERS=@im=ibus
export QT_IM_MODULE=ibus

Xサーバーを再起動でIBusがパネルに表示されているのでクリックで設定を開きます
入力メソッドタブで日本語キーボードと日本語-Anthyが設定されている事を確認します

テキストエディッタを起動し、日本語入力テストします

あとがき
Sparky BonsaiはPuppy Linuxのツールが少なめで、ある意味使い易さの面ではSparkyLinux色が強いです Puppy Linuxの大量の設定ツールって初心者には結構アレなんですよね この辺だけでもユーザーライクでお勧めできます
軽量の面でもかなり軽快に動作するので、Windows VIata世代のパソコンでも余裕で起動できるので、古いパソコン再生OSとしての需要は見込まれます
コメント