2020.08 軽量なLXDEのLubuntu 18.04.5 32bitを、Atom Z540搭載のVAIO TypePで日本語起動

Linux
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今日はLubuntu 18.04.5を使ってみたいと思います

Lubuntuは、その名の如くUbuntuの派生ディストリビューションです Ubuntu20.04より32bit版が無くなり、Lubuntu20.04よりデスクトップ環境がLXDEからLXQtへと変更 20.04から大きく変わってしまったLubuntuですが、今回は前バージョンのLTS版の18.04の修正版をリリース

LubuntuがLXDEの32bit版をリリースと来れば、こちらもVAIO TypePで対応したいと思います

2020.08.15追記:VGN-P91でインストールしたら画面真っ暗で、動作しなかったという情報提供を頂きました 因みにVGN-P90HSでは問題なくインストールできました VAIO TypePにインストールする場合は、その辺を注意して挑んだほうがいいですね

Lubuntu 18.04.5のサポート期限は2021年4月までです

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Lubuntu 18.04.5 32bit

Release 2020.08.13
Type Linux
Based on Ubuntu
Package Management dpkg
Architecture i686, x86_64
Desktop LXDE, LXQt 

システム要件

CPU266MHz以上のプロセッサ(512MHz以上推奨)
メモリ128MB以上(512MB以上推奨)
ディスク容量3GB以上のハードドライブ(6GB以上推奨)
汎用のグラフィック

この数値は公式よりアナウンスされているものです

Lubuntu
LubuntuはUbuntuから派生したディストリビューションで、軽量でリソース消費量が少なく省エネなLinuxディストリビューションですOpenboxウィンドウマネージャーを使用することで、低スペック・古いコンピューターを動作させるため軽...

Download

Lubuntu – The official Lubuntu home

SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU Intel® Atom Processor Z540
RAM DDR2( SDRAM)2GB
STORAGE SSD64GB

Live BootできるUSBメモリの作成

パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください

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起動させる

USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します

この画面が現れます 使用する言語を選択してEnter キーを押します

この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆ 即戦力として使えます

Desktop

Lubuntu 18.04.5のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネルアイテム

アプリケーションメニュー
セッションのオプション

クリックでコンピューターのシャットダウン等のセッションオプションを実行できます

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定

デスクトップの設定ではLubuntuのオリジナルの壁紙画像が数枚用意されています

System Tools

Openbox設定マネージャー

Openboxの設定マネージャーです
主に外観の設定ツールが揃っています

LXTerminal

ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

Synapticパッケージマネージャー

アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

PCManFM

軽量ファイルマネージャーのPCManFMです

Applications

Firefox

ウェブブラウザのFIrefoxです
VAIO TypePでは使えなくないですが、できればMidoriやPalemoonみたいな軽量ブラウザをインストールした方が良いですね

Gnumeric

軽快な表計算アプリのGnumericスプレッドシートです
VAIO TypePでも軽快に使う事ができます

GPicView

軽量画像ビューアのGPicViewです
VAIO TypePでも軽快に使う事ができます

Audacious

ミュージックプレイヤーはAudaciousが入っています

ミュージックプレイヤーの音飛び問題

VAIO TypePはDebian系のディストリビューションで音飛びします Audaciousは、その対策が比較的簡単なアプリです

Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します

しっかり設定すればVAIO TypePでもミュージックプレイヤーを楽しむ事ができます

日本語入力

日本語入力をインストール設定します
LubuntuにはFcitxがインストール済みなのでMozcをインストールします

Fcitx-mozcをインストール

Terminalを起動します
下記コマンドを入力します

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx-mozc

一旦ログアウトして再ログインします

パネルにあるFcitxをクリックして設定を開きます

入力メソッドタブを開き日本語キーボードMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

CF-R5で起動してみる

VAIO TypePよりスペック的に劣る、Core Solo搭載のPanasonic Let’s note CF-R5でも起動してみたいと思います

 CF-R5KW4AXR 
 CPU  Intel(R) Core Solo U1300 (1.06GHz)
 RAM PC2-4200 / DDR2 SDRAM 512MB
 STORAGEUltra ATA100 60GB

起動しました 起動後の挙動はそこそこ使える感じ ★★☆☆☆ このパソコンでも使えるLubuntuは素晴らしいです

しかし重いアプリはさすがに使えなくはないですが、512MBメモリでは辛くなります 以前のDebianのレビューでも書きましたが、このパソコンでFirefoxを使うのならメモリを1GB増設した方が良いですね 1.5GBあればFierfoxでもそこそこ使う事ができます

あとがき

やっぱりLXDEはシンプルで使いやすいです LubuntuはLXDEが一番シックリきます

コメント

  1. sugachan より:

    レビューありがとうございます。
    インストールしてみたところ、
    画面が真っ暗のままになるのですが、
    当方固有(VGN-P91)の症状で
    しょうか?ちなみにVGN-G1では
    問題なく動いています。

    • Hiroshi OLN より:

      こんにちは
      そうですがP91では画面真っ黒ですか・・・
      念の為、当方のP90HSでもインストールを試みましたが全く問題なくインストールできました
      インストール後の動作で若干、描画が追いつかない印象がありますが、それ以外は特に問題なく動作しています
      多分、P91はハードウェア等の相性が良くないかもしれませんね
      貴重な情報ありがとうございました

      • sugachan より:

        リカバリー後、再度インストールしたら動くようになりました。
        なかなか軽快で楽しめそうです。sparkyとどちらを常用にするか
        悩むところですが・・・。

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