今日はManjaro Linux KDE 20.2を使ってみたいと思います
Manjaro LinuxはArch Linuxをベースにしたアクセシブルでフレンドリーなディストリビューションです Manjaroはプロプライエタリな面でも、ハードウェアを制限なく自由に使うことができ、優れたパフォーマンスをフルコントロールで使えるのでプライベートからオフィシャルなシーンでの活躍が見込まれます
セキュリティ面でもローリングリリースは、日々更新されるリポジトリ上のソフトウェアパッケージを定期的にアップデートを行い、システムを常に最新の状態に保ちユーザーをネット上の脅威から守ってくれます
今日はCeleron搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64で日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Manjaro KDE 20.2 Nibia

Release | 2020.12.03 |
Type | Linux |
Based on | Arch |
Package Management | Pacman, snap |
Architecture | aarch64, x86_64 |
Desktop | Awesome, bspwm, Budgie, Cinnamon, GNOME, i3, KDE Plasma, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
推奨システム要件
CPU | 1GHz |
メモリ | 1GB |
ディスク容量 | 30GB |
高解像度(HD)グラフィックスカードとモニター | |
ブロードバンドインターネット接続 |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます tz(タイムゾーン)keytable(キーボードレイアウト)lang(言語)を、下記のように選択して Enter キーを押します

Desktop
起動しました 起動後の挙動は至って軽快 ★★★☆☆
このパソコンでは普通に即戦力で使えます

Manjaro KDE 20.2のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
ログイン画面
ログイン画面ではユーザーネームとパスワードを入力してログインできます

Liveセッションでは下記パスワードでログインできます
Password | manjaro |
セッションのオプション
セッションのオプションでは、コンピューターのログアウトやシャットダウン等を実行する事ができます

パネルアイテム 左側

アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューはKDE Plasmaの機能的なタイプが設置されています

パネルアイテム 右側

音量調節
コンピューターのサウンドデバイスの音量調節です

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
デスクトップの設定には、Manjaro Linuxのハイセンスな背景画像が用意されています

System Tools
KDEシステム設置
各種設定ツールのKDEシステム設定です

Konsole
ターミナルエミュレーターのKonsoleです

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Dolphin
ファイルマネージャーのDolphinです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ使う事ができます

KDEパーティションマネージャ
パーティション編集ツールのKDEパーティションマネージャです
簡単にパーティションを編集できるツールですので、逆に簡単にパーティションを壊す事ができます 使用する際はそれを忘れずに…

Gwenview
軽量画像ビューアのGwenviewです
このパソコンでも軽快に動作します

Contata
ミュージックプレイヤーのContataです

日本語入力
日本語入力関連ツールをインストール設定します
Fcitx関連をインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc kcm-fcitx
.xprofileを作成
テキストエディッタのKateを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
ファイルマネージャーは隠しファイルは表示しない設定になっています
.xprofileは非表示ファイルなので、保存後はファイルマネージャー上では表示されません ファイルマネージャーの設定で、隠しファイルを表示にチェックを入れると表示する事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログイン後、パネルにはFcitxが常駐しているのでクリックで設定を開きます

入力メソッドの設定タブで、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

テキストエディッタのKateを開き、日本語入力のテストをします

インストール
デスクトップの左側にあるインストーラーのアイコンをクリックで起動します
インストーラーは言語を選択して使う事ができるので、比較的簡単に扱う事ができます

あとがき
KDE Plasmaって視覚効果が多い割に軽量なデスクトップです ManjaroもArch Linux系のディストリビューションなので軽量です だから、この二つの組み合わせは普通に軽快に決まっていますよ
Manjaroは最近地味に扱いやすくなったみたいだし
Manjaro KDE 20.2ってWindowsからの乗り換えには最適なLinuxかもしれませんね
それは何故って? 気になる方はダウンロードしてチェックしてみては

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