今日は2021.06.23にリリースされたSparkyLinux 2021.06 Xfceを使ってみたいと思います
SparkyLinuxはPoland(ポーランド)発のDebian GNU / Linuxオペレーティングシステムに基づいた、デスクトップ指向なLinuxディストリビューションです
SparkyLinuxは高速で軽量デスクトップ環境を備えたLinuxで、インストールして直ぐに使えるように日常的で即戦力なソフトウェアが多くプリインストールされています
SparkyLinuxは安定版のStableと、最新の技術をすぐに使える(Semi-)Rolling版を提供します
今日は(Semi-)Rolling版をセレクト デスクトップはXfceをチョイス
Pentium4 630 Prescott搭載の自作機に日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1280×1024にて使用してみたいと思います
SparkyLinux 2021.06 Xfce

Release | 2021.06.23 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | dpkg |
Architecture | armhf, i686, x86_64 |
Desktop | Budgie, Enlightenment, JWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
最小システム要件
CPU | i686 / amd64 |
メモリ | 128 MB(CLIエディション) 256 MB (LXDE、LXQt、Openbox) 512 MB(Xfce) |
ディスク容量 | 2 GB(CLIエディション) 10 GB(「ホーム」エディション) 20 GB(GameOver/Multimedia) |
Sparkyインストーラー(Calamares) には、最低1GBのRAMが必要 1GB未満のパソコンはCUIインストールになります |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download

今回使用するISOイメージファイルは、sparkylinux-2021.06-x86_64-xfce.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 上から7番目「More Languages・・・」を選択して使用する言語を選択して起動させます

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラー起動しました
インストーラーは言語を選択して使うことができるので比較的使いやすくなっています

インストールは下記記事をご覧ください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って快適 ★★★★☆
想像以上に軽快に動作し、普通に即戦力で使うことができます

SparkyLinux 2021.06 Xfceのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
Whisker Menu
Xfce定番の機能的なメニューランチャーのWhisker Menuです
お気に入り・最近使用されたファイル・インストールされたアプリケーションの検索を可能なメニューです
メニューを開くと、お気に入りとしてマークしたアプリケーションのリストが表示 側面のカテゴリボタンをクリックすると、インストールされている全てのアプリケーションを参照できます

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節です

クリックでオーディオミキサーを呼び出せます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
設定マネージャー
Xfceシステムを構成管理する設定ツールです
全ての設定を適用するためにバックグラウンドで実行されるデーモンで、デスクトップの外観をカスタマイズや画面設定とレイアウトを構成と、パソコンのカスタマイズには欠かせないツールです

Thunar
ThunarはXfceデスクトップ環境のファイルマネージャです
高速で使いやすくユーザーインターフェイスは整理されていて直感的に操作できます

Terminal
Xfceの端末エミュレータのTerminalです
ドロップダウン・タブ・無制限のスクロール・フルカラー・フォント・透明な背景など、高度な機能やカスタマイズ性を備えた軽量で使いやすいターミナルエミュレータです

Synapticパッケージマネージャー
Synapticパッケージマネージャーは、パッケージ管理システムAPTのフロントエンドの1つでグラフィカルユーザインタフェースを備えたツールです
Debianパッケージ管理システムのAPTのGUIフロントエンドで、GTKによって作成
一般的にはdebパッケージをベースとしたシステムで利用されますが、RPMをベースとしたシステムでも利用可能
ソフトウェアパッケージのインストールやアンインストール、アップグレードとリポジトリの追加ができ、ビギナーユーザーでも比較的簡単に扱うことが可能です

Applications
Firefox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

GPicView
GPicViewはLXDEの標準の画像ビューアーです
シンプルで直感的なインターフェースで高速に起動
最小限のlib依存性でGTK +のみを使用 特定のデスクトップ環境に依存することなく、軽快なパフォーマンスをユーザーに提供します
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

Exaile
ExaileはGTK +用のミュージックプレーヤーです
シンプルなインターフェースに強力な音楽管理
スマートプレイリスト・高度なトラックタグ付け・自動アルバムアート・歌詞・ストリーミングラジオ・ポッドキャスト・二次出力デバイスのサポートと50以上のプラグインを使用して簡単に拡張可能
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

日本語入力
日本語入力関連ツールをインストール設定します
Fcitxをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc
一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

今回使用したパソコン
Intel D945GNT Prescottマシーン


M/B | Intel D945GNT |
CPU | Intel Pentium4 630 Prescott-2M 3.0GHz |
RAM | DDR2 SDRAM 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel® GMA 950(M/B内蔵) |
STORAGE | IDE HDD 300GB |
Windows XPにてオフライン運用中 |
あとがき
相変わらずSparkyLinux軽量 20年くらい前のPentium4を積んだ時代遅れのパソコンでも軽快にパフォーマンスしてくれました

今回のインストールで消費した容量は5.18GB(追加でインストールしたアプリ込み)
Pentium4を積んだパソコンにインストールするには丁度いい容量です

インストールするなら今回のように、WindowsXPモデルから行けると思います システム要件も割と低めに設定しているので、古いパソコンを再生するには丁度いいディストリビューションですね

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