今日は2021.10.14にリリースされた Lubuntu 21.10 impishを使ってみたいと思います
Ubuntu21.10がリリースされました Ubuntuシリーズも随時リリース そんなLubuntuを今日は使ってみたいと思います
Lubuntuは軽量な Qtデスクトップ環境(LXQt)を使用する公式のUbuntuフレーバー 堅固なUbuntuベースに基づいた軽量機能的なLinuxは、シンプルながらもモダンで強力なGUIと多くのアプリケーションをユーザーに提供

ウィジェットとエコシステム全体をレンダリングする為のQtテクノロジーを採用 最先端のデスクトップインターフェイスをユーザーに提供します
ArcテーマとPapirusアイコンの組み合わせは好相性
デスクトップは見やすくなりシャープなエッジと鮮やかな色で、全体的なデザインを圧倒することなく、最新のデスクトップエクスペリエンスで魅了してくれます
ソフト面でもLubuntuは、オフィスアプリ・PDFリーダー・画像エディタ・音楽そしてビデオプレーヤー等の、現代人が日常的不可欠とされるアプリとサービスをLubuntuは持ち合わせています
更に、プリインストール済のDiscover Software Centerは、ユーザーニーズに合ったアプリを無料でダウンロードできます

セキュリティ面でもLubuntuは、脅威のレビュー・脆弱性の修正・リリースのセキュリティ機能のアップグレードを常に行い、システムとワークロードを保護 アップデートには専用ツールがプリンストール GUI操作にてワンクリックで簡単に操作できるので、Linuxビギナーユーザーでも安心して使う事ができます
今日はWindows Vista世代のパソコン Core2Duo U7500搭載のPanasonic Let’s note CF-R6に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Lubuntu 21.10 impish

システム要件
CPU | 266MHz以上のプロセッサ(512MHz以上推奨) |
メモリ | 128MB以上(512MB以上推奨) |
ディスク容量 | 3GB以上のハードドライブ(6GB以上推奨) |
汎用のグラフィック |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
今回使用するISOイメージファイルは、lubuntu-21.10-desktop-amd64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます
- ネットワークに接続
- インストーラーを起動

インストール
インストーラーが起動しました
使用する言語を選択します

Panasonic Let’s note CF-R6の狭い画面だとインストーラーはフル画面で使います
Lubuntuのインストールは下記記事をご覧ください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って快適 ★★★☆☆
Qtの描画とは裏腹に軽快です なかなか使える感 良い感じです


Lubuntu 21.10 impishのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
アプリケーションメニュー
アプリケーションメニューは、LXQtのwin9xチックでシンプルなランチャーが設置
シンプル・機能的で使いやすいランチャーです

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューでサウンドミキサーを表示できます

日時
パネル上はデジタル時計を設置 クリックでカレンダーが表示されます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
コンフィグレーションセンター
各種設定ツールのコンフィグレーションセンターです

PCManFM-Qt
軽量ファイルマネージャーのPCManFM-Qtです

QTerminal
ターミナルエミュレーターのQTerminalです

Muon Package Manager
アプリ管理ツールのMuon Package Managerです
こちらもGUI操作にて、アプリのインストールを行えるツールです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ使うことができます
この辺は低スペックパソコンではありますが、RAM1.5GB積んである恩恵ですね

CF-R6の画面だとブラウザはフル画面で見ると結構快適なブラウジングできます
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは、そこそこ使うことができます
LXImage-Qt
画像ビューアのLXImage-Qtです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
Audacious
Lubuntu 21.10にはミュージックプレイヤー がないので、軽量高機能高音質のAudaciousをインストールします
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

Audaciousをインストール
QTerminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install audacious
日本語入力
Lubuntu Lubuntu 21.10には日本語関連ツールのFcitxがプリインストール済みです
入力メソッドのMozcをインストール設定します
Fcitx-Mozcをインストール
QTerminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx-mozc
Fcitxを設定
パネルにはFcitxが常駐しているので、Mozcインストール後はパネルよりFcitxを再起動させます

クリックして設定画面を呼び出します
入力メソッドタブに日本語キーボードとMozcが設定されていることを確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
今回リリースされたLubuntu 21.10 impishは、Windows Vista世代のCore2Duo U7500搭載のPanasonic Let’s note CF-R6で快適に動作しました Lubuntuは数年前に、デスクトップ環境がLXDEからLXQtへ変更 Lubuntuのウリの軽さが減っていくと危惧されましたが、このパソコンで、このフィーリングなら安心 Lubuntuの軽量ディストリビューションの名は衰えなく、我々に軽快な動作を提供しますよ
今回のインストールで消費した容量は5.99GBとミニマム Ubuntu系のディストリビューションの割にミニマムに収まります インストールするなら10GBくらいでも行けそうですが、15GBくらいは用意したところですね

インストールするパソコンは今のLubuntuは64bit版しかないので、必然的にWIndows Vista世代以上になりますね
今回使用したパソコン
CF-R6AW1BJR




CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
Windows Vista Model | |
Vistaサポート終了で超安定のオフライン運用中 Windows98世代のゲームをISO化してプレイするのには最適なパソコンです 寝モバ的な使い方でのゲームは至福の時間です |
※このパソコンはワイヤレスネットワークアダプターが壊れているので、古いカードですが下記を使っています 規格は時代遅れですがそこそこ使えます しかもLinuxなのでドライバなしで使用できます

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