今日は2021.11.13にリリースされたSeptor 2021.5を使ってみたいと思います
SeptorはSerbia(セルビア)発の、Debian GNU / Linuxオペレーティングシステムに基づいたセキュアなLinuxディストリビューションです
PlasmaデスクップでカスタマイズされたSeptorは、TCP/IPにおける接続経路の匿名化技術のTorテクノロジーを搭載
インターネットを匿名で閲覧する為にビルドされたLinuxディストリビューションです
Debianの「Testing」ブランチに基づき、プライバシーを強化するプロキシ PrivoxyとTor匿名ネットワークを使用し、ページがブラウザによってレンダリングされる前にWebページデータとHTTPヘッダーを変更します
匿名でインターネットを閲覧できるコンピューティング環境に、安定した信頼性の高い環境をユーザーに提供 Tor Browser・匿名ファイル共有用のOnionShare・匿名インスタントメッセージング用のRicochetをプリインストール ユーザーは安心してコンピューターを使うことができます
今日はCore2Duo E7400搭載の富士通 FMV DESKPOWER CE/B40に日本語インストールしてみます
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
今回は解像度1920×1080にて使用してみたいと思います
Septor 2021.5

Release | 2021.11.13 |
Type | Linux |
Based on | Debian(testing) |
Package Management | dpkg |
Architecture | x86_64 |
Desktop | KDE Plasma |
Download
今回使用するISOイメージファイルは、Septor-2021.5-amd64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます Graphical installを選択Enterキーを押します

インストール
インストーラーが起動しました
インストーラーは言語を選択して使うことができるので比較的簡単に扱うことができます
使用する言語を選択します

場所の選択 ここは前項目でセレクトした言語を元に自動選択されます このまま進めます

root(管理者)のパスワードを設定します

ユーザー名を入力します

ユーザーパスワードを設定します

インストールするパーティションを設定します
このパソコンにはWindows10がインストール済みなので任意のパーティションにインストール可能な手動を選択します

インストールするパーティションを指定してインストールオプションを設定します

インストールが進みます
ブートローダーのインストールを設定します

ブートローダーをインストールするデバイスを設定します

インストール終了しました

コンピューターがシャットダウンしたら、USBメモリを確実に抜いてインストールは終了です
Desktop
このパソコンでの起動後の挙動はそこそこ軽快 ★★★☆☆
普通に即戦力で使うことができます

Septor 2021.5のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

アプリケーション
アプリケーションランチャーは、KDE Plasmaのシンプルで機能的なタイプが設置されています

サウンドコントロール
コンピューターのサウンドデバイスの音量調節です

状態と通知
右側に設置されているパネルアイテム の状態と通知が表示されます

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定には、オリジナルの背景画像とDebianの背景画像が用意されています

Syetem Tools
KDEシステム設定
各種設定ツールのKDEシステム設定です

Dolphin
多機能なファイルマネージャーのDolphinです

Konsole
ターミナルエミュレーターのKonsoleです

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Applications
Tor Browser
匿名化ネットワークTorを経由してインターネットへアクセスできるウェブブラウザのTor Browserです
高度な匿名性でインターネット検閲の回避 プライバシー保護目的で使われるウェブブラウザです

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

GIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、GNU GPL(GNU General Public License)のビットマップ画像編集・加工ソフトウェアです
フリーソフトウェアでありながら、有料の画像編集アプリと遜色のないレベルの機能を装備 レイヤー・トーンカーブ・ヒストグラム・画像の形状からの切り抜き・ブラシエディタ・パスの編集・多種多様なプラグインに加えて、モザイク編集やアニメーション合成(GIFアニメーション)を行えるフィルタ機能も数多く備えています

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
Elisa
ミュージックプレイヤーのElisaです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
日本語入力
日本語入力関連ツールのFcitxをインストール設定します
Fcitxをインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc
一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定を開きます

入力メソッドで、日本語キーボードとMozcが設定されていることを確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
Septor 2021.5はCore2Duo B407搭載のWindows Vista世代のパソコンの富士通FMV DESKPOWER CE/B40で軽快に動作しました

今回のインストールで消費した容量は6.03GBと割とミニマム インストールするなら20GBくらい用意したいところですね

インストールするパソコンは今回使用したWIndows Vistaモデル以上を使用した方が、Septor 2021.5のパフォーマンスを生かせるかと思います
今回使用したパソコン
FMV DESKPOWER CE/B40 FUJITSU


CPU | Core2Duo E7400 2.8GHz |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 3100(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA HDD 230GB |
Windows Vistaモデル 現在Windows10運用中 |
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