今日はBackBox 6 32bitを使ってみたいと思います
BackBoxはItaly(イタリア)発のUbuntuベースのセキュリティに特化されたディストリビューションです 外観は至ってスタイリッシュで、無駄の無いデスクトップは静けささえ感じられる綺麗な造りとなっています そんな外観に合わせるかの如く、その挙動はとても軽量に動作し色々な意味で無駄のないディストリビューションとなっています
アーキテクチャは32bitと64bitありデスクトップはXfce
Atom搭載の古いパソコンのVAIO TypePで起動してみたいと思います
BackBox 6 32bit

Release | 2019-06-11 |
Type | Linux |
Based on | Debian, Ubuntu (LTS) |
Package Management | DEB |
Architecture | i686, x86_64 |
Desktop | Xfce |
Download
SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま[Enter]キーを押します

起動しました 起動後の挙動は 6.0★★★☆☆ 普通にいい感じで使えそうです

Liveセッションでの日本語化
Terminalを起動し下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install language-pack-ja
$ sudo update-locale LANG=ja_JP.UTF-8
そして一旦ログアウトし、再ログインで設定反映されます ログイン時のパスワードは未記入でOKです
Username | backbox |
Password | – |
ログイン時に言語変更に伴うフォルダ名の変更を聞かれます 変更する場合は右をクリックします

Desktop
再ログイン完了

BackBoxのデスクトップは上パネル 左ダブルクリック実行
Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです

パネル左側
アイテムが1個

①メニューランチャー

パネル右側
パネル常駐アプリが6個

②通知領域

③Bluetoothコントロールパネル

④ネットワークス
ネットワーク設定及び、接続できるSSIDを表示・設定・接続できます

⑤電源管理
電源管理設定とディスプレイの輝度調整

⑥ボリュームコントロール
ミュージックプレイヤーと連動しコントロールできます

⑦日時
クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの設定
背景画像はオリジナルの画像が数枚用意されています

システムツール
設定マネージャー
各種設定ツールの設定マネージャーです

ソフトウェア
アプリ管理ツールのソフトウェアです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

ファイルマネージャー
軽量高機能なThunarです

タスクマネージャー
CPU・メモリのリソースをモニタリングするツールです BackBoxはTypePでいい感じで動作しています

Security
BackBoxはセキュリティに特化したディストリビューションなのでセキュリティツールも充実しています
匿名ツールのanonymousやtorを搭載し、高セキュリティなネットワーキング環境を使うことが出来ます

一部では批判されがちなツールですが、自衛の為の匿名性は必要な場合もあります

アプリケーション
インターネット
インターネットアプリは必要最低限用意されています 足りないアプリは必要に応じてインストールした方がいいですね

ウェブブラウザは定番のFirefoxです

オフィス
オフィスはLibreOffice等が入っています

LibreOfficeはTypePでそこそこ使えます

グラフィックス
グラフィックスは必要最低限です この辺のアプリは使い方次第ではあまり使わないかもしれない系なので、これで良い気がします

高機能画像編集ツールのGIMPです
因みにこのページの画像編集はGIMPとPintaを使って編集しています

マルチメディア
マルチメディアは編集ツールが入っていません この辺はTypeP向きですね

Audacious
ミュージックプレイヤーはのAudaciousを追加でインストールします
ミュージックプレイヤーの音飛び問題
VAIO TypePはDebian系のディストリで音飛びします その対策が比較的簡単なので自分はAudaciousを使います
Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します

しっかり設定すればVAIO TypePでも、ミュージックプレイヤーで音楽を楽しむことができます

インストーラー
インストーラーは左側に有るアイコンをクリックで起動します

インストーラーは言語を選択して使うことができるので、比較的簡単にインストール出来ます

あとがき
BackBox 6 32bitはVAIO TypePで想像より軽快に使うことができました Ubuntu系のXfce環境はTypePで何度も使っているので、大体こんな感じという先入観はありましたが、見事にそれを裏切るような軽さに有る意味感動です
静けさの中、その姿を見せることの無い忍者って感じのディストリビューションですね
TypePの様なモバイルパソコンは外で使うことが多いので、そういったモバイラーのパソコンにお勧めなディストリビューションですね 32bit版もあり軽快に動作するので、古いノートにはピッタリですね

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