今日はSparkyLinux 5.11 32bitを使ってみたいと思います
SparkyLinuxはPoland(ポーランド)発のDebianベースのディストリビューションです シンプルな外観は、軽量感を思わせるような爽快感さえ覚えます そんなSparkyLinuxを使って古いパソコンを再利用される方は世界中に多く、軽量Linuxの代名詞とも称され大人気のディストリビューションです
アーキテクチャは32bit・64bit版と揃い踏み デスクトップはデフォルトのLXQt 当然SONY VAIO TypePを使って起動したいと思います
SparkyLinux 5.11 LXQt 32bit

Release | 2020.04.03 |
Type | Linux |
Based on | Debian |
Package Management | dpkg |
Architecture | armhf, i686, x86_64 |
Desktop | Budgie, Enlightenment, JWM, KDE Plasma, LXDE, LXQt, MATE, Openbox, Xfce |
最小システム要件
CPU | i686 / amd64 |
メモリ | 128 MB(CLIエディション) 256 MB (LXDE、LXQt、Openbox) 512 MB(Xfce) |
ディスク容量 | 2 GB(CLIエディション) 10 GB(「ホーム」エディション) 20 GB(GameOver/Multimedia) |
Sparkyインストーラー(Calamares) には、最低1GBのRAMが必要です |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
Download

SONY VAIO TypeP VGN-90HS

CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま[Enter]キーを押します

起動しました 起動後の挙動は至って軽快 6.3★★★☆☆ デフォルトで即戦力な感じ 思わずインストールしたくなります

Liveセッションでの日本語化
Configuration Centerを起動します Date&Time・Keyboard and Mouse・Localeを変更します

KeyboardLayoutをJapaneseへ変更

Localeを日本語へ変更

TimezoneをAsia/Tokyoへ変更

一旦ログアウトし、再ログインで設定が反映されます ログインの際のPassは下記を入力
Username | live |
Password | live |
Desktop
SparkyLinuxのデスクトップは下部にパネル設置 左ダブルクリックの設定です

パネル左側

① Applications Menu

② 仮想デスクトップスイッチャー
デフォルトで2つのデスクトップを設置 狭いデスクトップでも、切り替えることにより効率よく作業できます

③ System Upgrade
システムのアップグレードです 現在LiveBootにて起動しているので動作しません

パネル右側

④ Qlipper
クリップボード履歴アプレットのQlipperです

⑤ Network
ネットワークの設定及び、Wi-fiの接続できるSSIDを表示・設定・接続

⑥ デスクトップの通知

⑦ リムーバブルメディアの設定

⑧ Volume Control
サウンドデバイスの音量調整

⑨ Clock
時計です クリックでカレンダーを表示します

⑩ デスクトップを表示

デスクトップ上の右クリック

デスクトップの設定

システムツール
コンフィグレーションセンター
各種設定ツールのコンフィグレーションセンターです

APTus
アプリ管理ツールのAPTusです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

Synaptic Package Manager
アプリ管理ツールのSynaptic Package Managerです GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

PCManFM-Qt
軽量高機能なPCManFM-Qtファイルマネージャーです

BleachBit
システムクリーナーのBleachBitです 定期的にゴミファイルをクリーニングする事が、安定して使用できるコツです これはWin・Mac・Linux共に言えることです

Applications
Internet
インターネットアプリは、定番なアプリを必要最小限揃えています

ウェブブラウザはFirefoxです VAIO TypePなので起動は遅いですが使えなくないレベルです でも出来れば軽量ブラウザを入れた方が良いかもしれませんね

Office
オフィスアプリは定番のLibreOfficです

VAIO TypePではそこそこ使えます

Graphics
グラフィックスアプリも必要最小限 VAIO TypePでは編集系は使わないのでビューアだけで良いかもしれませんね

ドローアプリのLibreOffice Drawです

Multimedia

ミュージックプレイヤーの音飛び問題
ミュージックプレイヤーはのAudaciousを追加でインストールします
VAIO TypePはDebian系のディストリで音飛びします その対策が比較的簡単なので自分はAudaciousを使います Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択で無事に音飛び解消する筈なのですが、解消せず
以前も使った手ですが PulseAudio を削除します 設定で出力プラグイン(Output Plugin)は他を選択します

無事再生できました しかしPulseAudioに依存するサービスが使えなくなりました

PulseAudioのボリュームコントロールが使えなくなりました Fキーのボリュームコントロールも使えず 音量調整はアプリに付属するものを使うしかないですね
PulseAudio削除はリスクも大きいので、自己責任にてお願いします

インストーラー
インストーラーは左側にあるアイコンをクリックで起動

言語選択してインストール出来るので、比較的簡単に操作できます

あとがき
SparkyLinux 5.11 LXQt 32bitはVAIO TypePで軽快に使うことができました
SparkyLinuxはLXDEデスクトップの時より使いやすさと軽量さが増した気がします 単にLXDEよりLXQtの方が優れているという話になりますが、それ以外にパソコンとの相性みたいなものものや諸々の… 数年SparkyLinux LXDEをTypePにインストールした時、ここまで軽量で使いやすくなかった気がします 巷ではLXQtの方が重いって言われがちなんですけどね
まあ数年前より重くなるOSが多い中、こういったディストリビューションが増えることは嬉しい限りです そして32bitディストリビューションをリリースし続けてくれるLinuxにバンザイですね

コメント
Manjaroがサポート終了ということで、Sparkyを試しています。
今のところ、いい感じなのですが、輝度の設定を再起動時に
保持できないようです。VAIO Pは他のディストリビューション
でも同様に一々調整しないといけないケースが見られます。
何か、設定方法があるかご存じないですか?
残念がら自分はその辺の設定は知りません SparkyLinux(又はDebian) VAIO TypeP輝度調整でけ検索してみては・・・