今日はDebianが10.6が出たらしいので使ってみたいと思います
世界中にあるLinuxの多くはDebianをベースにビルドされています そして32bit版が絶滅が進む中、32bit版をリリースし続けている貴重なLinuxの一つでもあります そんな事もあって古いパソコンの再生にDebianを使われる方は多く、自分の所有している古い低スペックのVAIO TypePやLet’snote CF-R5にはDebianが入っています
ここではDebianは古いパソコンにしか使っていないみたいなので、今回は低スペックのパソコンのCeleron N2830搭載の LS-4-64で使ってみたいと思います LS-4-64はUbuntu系のディストリビューションではCinnamonのデスクトップは使えないレベルなので、Debian 10.6 Cinnamonでは、どうなるか試してみていと思います
今日はCeleron N2830搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64で起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Debian 10.6 Cinnamon 64bit

Release | 2020.09.28 |
Type | Linux |
Based on | Independent |
Package Management | dpkg |
Architecture | aarch64, armel, armhf, i386, i686, mips, mipsel, ppc64el, s390x, x86_64 |
Desktop | AfterStep, Awesome, Blackbox, Cinnamon, Fluxbox, flwm, FVWM, GNOME, i3, IceWM, ion, JWM, KDE, LXDE, LXQt, MATE, Xfce, Openbox, pekwm, Ratpoison, WMaker, XBMC |
Download
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 上から2番目を選択しEnter キーを押します

使用する言語を選択して Enter キーを押します

Desktop
起動しました 起動後の挙動はそこそこ使える感じ ★★☆☆☆
本格的に使うのなら設定を見直した方が良いですね

Debian 10.6 Cinnamonのデスクトップはパネルは下に設置
マウスは左ダブルクリック実行の設定です
パネルアイテム 左側

メニュー
CinnamonのアプリケーションメニューはWindowsテイストで、とても使い勝手が良いですね

パネルアイテム 右側

Calender
Calenderはパネル上は時計を表示、クリックでカレンダーを表示します

デスクトップ上での右クリックメニュー

デスクトップの背景設定
背景画像はオリジナルの画像が用意されています

System Tools
システム設定
各種設定ツールのシステム設定です

Nemo
ファイルマネージャーのNemoです

UXTerm
ターミナルエミュレーターのUXTermです

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ使えます

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作します

GIMP
画像編集アプリのGIMPです
このパソコンでは起動はそこそこで起動し、起動後はそこそこ軽快に動作します

Rhythmbox
ミュージックプレイヤーのRhythmboxです

日本語入力
Debianには日本語入力関連のツールのIBusとFcitxはインストール済です
今回は日本語入力はIBusを使ってみるので、ibus-mozcをインストール設定してみます
ibus-mozcをインストール
ibus-mozcのインストールはSynapticやUXTermを使ってインストールできます
今回はUXTermでインストールします
UXTermを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get uodate
$ sudo apt-get install ibus-mozc
インストール後はパネルに常駐しているキーボードよりIBusを再起動させます
IBusを設定
パネルアイテムのキーボードより、IBusの設定を開きます
入力メソッドタブを開き、日本語キーボードとMozcを設定します

設定は終了です
ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

インストール
インストーラーはデスクトップ左側にあるアイコンをクリックで起動します
言語を選択して使用できるので、比較的簡単に扱う事ができます

あとがき
Debian 10.6 Cinnamonは、このパソコンではギリ使えるレベルですね ワンランク上のCPUなら、そこそこ使える気がします この辺の使用した際の挙動の感じ方は個人差があるので一概には言えませんが…
Windowsほど使えないレベルではありませんが、快適な環境を求めるのなら他のデスクトップを使った方が良いですね このパソコンでDebianを使うのなら、LXDE・LXQt・Xfce・MATE・KDE Plasma辺りをチョイスした方が良いですね
やはりCinnamonデスクトップは、i3以上のCPUを搭載したWindows7モデル辺りをチョイスした方が良いかもしれませんね
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