今日は2021.04.10にリリースされた、TROM-Jaro 10.04.2021を使ってみたいと思います
TROM-Jaroはトレードフリーのオペレーティングシステム
Manjaro Linuxに基づいたLinuxディストリビューションです

MacOSよりも使いやすく、Windowsよりも優れ、Androidよりもカスタマイズ可能で、iOSよりも安全にビルドされたGNOMEデスクトップは至ってシンプル
シンプル・フラット・美しい複数のフラット壁紙から選択できる「目にやさしい」デスクトップは有る意味癒やし系

TROM jaroはデフォルトでAURを有効化 ユーザーはより多くのアプリケーションを使うことができるでしょう Linuxの世界ではセキュリティ的に問題でもありますが、インストールの為にオンラインで「.exe」ファイルを使うリスクに比べたら安全な方かと思います

セキュリティ面でもTROM jaroは、ローリングリリースと呼ばれるリリースモデルを採用
リポジトリ上のソフトウェアパッケージは日々更新され、定期的にアップデートを行いシステムを常に最新の状態に保ち、ユーザーは安心してTROM jaroを使う事ができます
Celeron N2830 搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
TROM-Jaro 10.04.2021

Release | 2021.04.10 |
Type | Linux |
Based on | Manjaro |
Package Management | Pacman, snap |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Gnome |
Download
今回使用するISOイメージファイルは、TROM jaro 10.04.2021.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます Timezone・Keytable・langを使用するものを選択し、上から4番目より Enter キーを押します

起動しました GNOMEデスクトップですが割と軽量
因みにこのパソコンではUbuntuはキツイですね

インストール
使用する言語を選択します

地図上をクリックしてロケーションを設定します

キーボードレイアウトを選択します
日本で販売されているWindows系のパソコンは下記選択でOKです

- インストールするストレージを選択します
- このパソコンには他のOSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストールの可能な手動パーティションを選択します

インストールするパーティションをクリックして、下記の様に編集設定します

ユーザー情報を入力します

最終確認です
確認後にインストールをクリックします

インストール開始しました

インストール終了 パソコンをシャットダウンさせ、USBメモリを確実に抜いて終了です

パソコンのBoot画面

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は至って軽快★★★☆☆
普通に使えるレベルで動作します

TROM-Jaro 10.04.2021のデスクトップはパネルは上に設置 左側にはアプリケーションランチャーが設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
パネルアイテム

アプリケーション
アプリケーションメニューは全画面タイプです

日時(通知エリア)
通知エリアはパネル上は時計を表示 クリックでカレンダーと通知エリアが表示
登録されたスケジュール等もポップアップ表示で知らせてくれます

システムトレイ
サウンドデバイスの音量調整・ネットワークの設定・セッションのオプション等の、システムの設定ツールです

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの背景の設定
デスクトップの背景の設定には、多くの癒し系画像が用意されています

System Tools
設定
各種設定ツールの設定です

ファイル
シンプルなファイルマネージャーのファイルです

GNOME端末
ターミナルエミュレータのGNOME端末です

Pamac
アプリ管理ツールのPamacです
GUI操作にてアプリのインストールからアップデートまで行うことができるツールです

Applications
Fireofox
ウェブブラウザのFirefoxです
このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ軽快に動作します

LibreOffice
オフィスアプリのLibreOfficeです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

gThumb
画像ビューアのgThumbです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

Parole
ミュージックプレイヤーのParoleです

日本語入力
日本語入力関連のツールをインストール設定します
Fcitxをインストール
GNOME端末を起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo pacman -Sy
$ sudo pacman -S fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
.xprofileを作成
テキストエディタを起動します
homeフォルダに.xprofileを作成し、下記を記述して保存します
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
- ファイルマネージャーは非表示ファイルは表示しない設定になっています
- .xprofileは非表示ファイルなので保存後はファイルマネージャー上では表示されません
- ファイルマネージャーを隠しファイルを表示にチェックを入れると表示させる事ができます

一旦ログアウトします
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しているので、クリックして設定画面を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) | |
Review |
あとがき
TROM-Jaroは軽量なManjaroベースだけあって、このパソコンでGNOMEデスクトップを使うことができました 自分的にはそれだけで十分満足ですw
但し、動作できたと言っても手放しでは喜べない面もあります システムモニタの数値を見ると、アイドル時でもCPUの挙動と動きが激しく、インストールするならワンランク上のCPUをセレクトした方が良いかもしれません Windows7モデル以上なら良いパフォーマンスを見せてくれると思います
やはりセレロンでGNOMEはキツイですね このパソコンではKDE Plasma迄ですね

今回のインストールで消費した容量は8.65GB(screengrab・screenfetch含む)
インストールするなら25GB前後は欲しいところですね

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