今日は2022.04.25にリリースされたBasix 6.0 HiFiを使ってみたいと思います
Basixは、あのライブCDの部屋さんのビルドされたUbuntuベースのディストリビューションです

そんなBasixがUbuntu Jammy Jellyfishリリースに合わせてリリース
そしてBasixの音楽再生用にカスタマイズしたバージョンのBasix 6.0 HiFiもリリース
Basix 6.0 HiFiはKona Linuxの作者が提供するkonahqssを適用して高音質化されたバージョンです
Basixはユーザーがインストール後にカスタマイズし易いよう、アプリケーション類は必要最低限しかバンドルされていません LXDEのシンプルなデスクトップは、まさに真っ新な白無垢なOS ユーザー色に染めてくださいと言わんばかりの創りに、思わずドキドキしてしまいます

HiFiと聞くと我々のようなジジイ世代はグッときます ですのでインストールは必須
今日はAMD Athlon64 X2 TK-57搭載のNEC VN750/Mにインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Basix 6.0の記事は下記をご覧ください

Basix 6.0 HiFi

Download
今回使用するISOイメージファイルは、basix-6.0-hifi_x86_64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
起動しました 先ずは順に沿って進めます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーは使用する言語で使うことができます

Basix 6.0のインストールは下記記事をご参考にしてください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、そこそこ軽快に動作します ★★★★☆☆
普通に即戦力で使用することができます

Basix 6.0 HiFiのデスクトップはパネルは上に設置 下にはDockランチャーが設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

アプリケーション
Basix 6.0 HiFのアプリケーションランチャーはiBasix 6.0と同様、Win98テイストなランチャーが設置 気持ちよく動作してくれます

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューより詳細なサウンド設定を呼び出せます

日時
パネル上はデジタル時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

セッションのオプション
コンピューターをログアウト・シャットダウン等を実行できるツールです

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
LXDEには設定マネージャーは有りませんので、アプリケーションメニュー→設定にアクセスして、各種設定ツールを起動します
Openbox設定マネージャ
主に外観をカスタマイズ設定できるツールです

ソフトウエア
アプリ管理ツールのソフトウエアです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Synapticパッケージマネージャ
aptを使用したアプリ管理ツールのSynapticパッケージマネージャーです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

PCManFM
軽量ファイルマネージャのPCManFMです

LXTerminal
ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
AbiWord
軽量ワープロアプリのAviwordです
Basix 6.0 HiFiにはワープロアプリが無いので追加でインストールします
AviwordはTerminalでインストール可能です

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
Gnumeric
GnumericはGNOME Officeに含まれるフリーでオープンソースなワードプロセッサです
Microsoft Excelなどのプロプライエタリな表計算ソフトの代わりに使用できる軽量な表計算ソフトで、GNOMEアプリケーションの中で充実したプラグインシステムを持ち、カスタム関数などアドオン作成可能 プラグインをPerlやPythonなどの言語での記述も可能です
Gnumericはエクセル・XML・HTML・Applix・Quattro Pro・PlanPerfect・Sylk・DIF・Oleo・SC・OpenDocument・Lotus 1-2-3等の多くのスプレッドシートフォーマットを読み書きでき、Gnumeric自身のフォーマットはgzipで圧縮されたXMLです

Basix 6.0 HiFiには表計算アプリがないので、軽量なGnumericをインストールします
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
GPicView
画像ビューアのGPicViewです

Audacious
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

Basix 6.0にはミュージックプレイヤーは無かったですが、音楽再生用にカスタマイズされたBasix 6.0 HiFiには軽量高音質なAudaciousがプリインストール済みです
日本語入力
Basix 6.0には日本語入力ツールのiBusとFcitx5がプリインストール済みなのでFcitxを使用します
入力メソッドは既に日本語キーボードとMozcが設定済みです

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
Basix 6.0 HiFiはAMD Athlon64 X2 TK-57を搭載のWindows Vista 世代のパソコンのNEC VN750/Mで、そこそこ軽快に動作しました


今回のインストールで消費した容量は6.79GBと小さく収まりました インストールするなら25GBは最低でも用意してあげたい所ですね この辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応していきましょう

インストールするパソコンはBasix 6.0 HiFiは64bitOSなのでWindows Vista世代以上のパソコンをチョイスする事になると思います AMD Athlon64 X2 TK-57でも、ここまで動作したので、IntelのCore2Duo搭載のパソコン辺りなら、きっと良いパフォーマンスを見せてくれると思います
Core2Duo搭載のパソコンではBasix 6.0は、良いパフォーマンスを見せてくれました

今回使用したコンピュータ
VALUESTAR PC-VN750MG




CPU | AMD Athlon 64 X2 TK-57 (1.9GHz) |
RAM | 2GB DDR2 SDRAM PC2-5300 |
VIDEO | ATI RADEON X1200 最大832MB、メインRAM共有 |
STORAGE | HDD 160G Serial ATA |
| 現在Linuxにて運用中 |
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