今日は2022.06.03にリリースされた natureOS 6.0を使ってみたいと思います
natureOSは日本発のBasix(Ubuntu)ベースのディストリビューションです

natureOSは作者であるライブCDの部屋さんの操作性に対しての拘りが込められたディストリビューションで、メニュー等の操作類が全て右側に揃えてあるのが大きな特徴です 右寄りのUIは左寄りに慣れたWindowsユーザーやmacユーザーに新たな操作性と新感覚を与えるでしょう



そしてnatureOSには高音質ディストリビューションで有名なKona LinuxのKonaサウンドも装備されて、色々な意味でプログレッシブなOSに仕上がっています
今日はCore 2 Duo P8600搭載の東芝 Dynabook TH/64H2にインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
natureOS 6.0


Release | 2022.06.03 |
Type | Linux |
Based on | Basix Ubuntu |
Package Management | apt |
Architecture | x86_64 |
Desktop | Xfce |
Download
今回ダウンロードしたISOイメージは、natureOS-6.0_x86_64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
起動しました 先ずは順に沿って進めます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーは使用する言語で使うことができます

キーボードレイアウトを設定します

インストール時に一緒にインストールするオプション類を選択します

インストールの種類を設定します このパソコンには他のOSもインストール済みなので、任意のパーティションにインストール可能なそれ以外を選択します

インストールするパーティションを選択して編集指示します

地図上をクリックしてロケーションを設定します

インストール終了までお茶でも飲みながら待機します
Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、軽快に動作します ★★★★☆
良い感じで動作し普通に即戦力で使用することができます


natureOS 6.0のデスクトップはパネルは上に設置 右側にはパネルランチャーが設置されています 普段は自動的に隠れていますがマウスポインタで表示させ登録されているアプリを起動できます マウスは左ダブルクリック実行の設定です

Whisker Menu
Xfce定番の機能的なメニューランチャーのWhisker Menuです
お気に入り・最近使用されたファイル・インストールされたアプリケーションの検索を可能なメニューです
メニューを開くと、お気に入りとしてマークしたアプリケーションのリストが表示 側面のカテゴリボタンをクリックすると、インストールされている全てのアプリケーションを参照できます

SLingscoldランチャー
全画面アプリケーションランチャーのSLingscoldランチャーです

xfDashbosd
クリックでウィンドウ一覧が表示されます 右側のウィンドウ一覧をクリックで切り替えることができます

日時
パネル上は時計を表示 クリックでカレンダーが表示されます

タスクマネージャ
コンピューターの挙動をモニタリングできるツールのタスクマネージャです
パネル上はグラフを表示 クリックでタスクマネージャが起動します

サウンドコントロール
コンピューターに搭載されているサウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューよりオーディオミキサーを呼び出せます

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです Xfce環境なのでアプリケーションランチャーも付属します

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています
通常はXfceフォルダが設定されオリジナルの一枚のみしか表示されませんが、その他のnatureOSの壁紙は別natureosフォルダに収録されています

System Tools
設定マネージャー
Xfceシステムを構成管理する設定ツールです
全ての設定を適用するためにバックグラウンドで実行されるデーモンで、デスクトップの外観をカスタマイズや画面設定とレイアウトを構成と、パソコンのカスタマイズには欠かせないツールです

Thunar
ThunarはXfceデスクトップ環境のファイルマネージャです
高速で使いやすくユーザーインターフェイスは整理されていて直感的に操作できます

Terminal
Xfceの端末エミュレータのTerminalです
ドロップダウン・タブ・無制限のスクロール・フルカラー・フォント・透明な背景など、高度な機能やカスタマイズ性を備えた軽量で使いやすいターミナルエミュレータです

ソフトウエア
アプリ管理ツールのソフトウエアです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Synapticパッケージマネージャー
aptを使用したアプリ管理ツールです
GUI操作でビギナーユーザーでも簡単に求めたアプリをインストールできます

Applications
Fireofox
Mozilla FirefoxはMozilla Foundation及び、その傘下のMozilla Corporationによって開発されているフリーでオープンソースのウェブブラウザです
プライバシーを一切侵害せず、あらゆるユーザーの為に開発 ユーザーに関するデータを収集せず、強力なプライバシー設定でトラッカーによるウェブ追跡をブロックします

このパソコンでは軽快に動作します
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは軽快に動作します
GIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、GNU GPL(GNU General Public License)のビットマップ画像編集・加工ソフトウェアです
フリーソフトウェアでありながら、有料の画像編集アプリと遜色のないレベルの機能を装備 レイヤー・トーンカーブ・ヒストグラム・画像の形状からの切り抜き・ブラシエディタ・パスの編集・多種多様なプラグインに加えて、モザイク編集やアニメーション合成(GIFアニメーション)を行えるフィルタ機能も数多く備えています

Audacious
AudaciousはUnix系OS向けのオープンソースの高音質なオーディオプレーヤーです
パソコンのリソースを浪費することなく音楽を自由に再生 フォルダや個々の曲ファイルをドラッグアンドドロップでき、音楽ライブラリ全体でアーティストやアルバムを検索でき、独自のカスタムプレイリストを作成・編集できます GTK+2を用いたGUIのオーディオプレーヤーでスキンを使って外観を変えることができます

日本語入力
natureOS 6.0には日本語入力ツールのFcitx5がプリインストール済みなのでFcitxを使用します
パネルにはFcitxが常駐しユーザーをサポート クリックメニューより設定を開きます

入力メソッドは既に日本語キーボードとMozcが設定済みです

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

あとがき
natureOS 6.0はCore2Duo P8600搭載したWindows Vista世代のパソコンの東芝Dynabook TH/64H2で快適に使う事が出来ました


今回のインストールで消費した容量は10.23GBと無難に小さく収まりました インストールするなら30GBは用意してあげたい所ですね この辺はユーザーの使い勝手で臨機応変に対応していきましょう

インストールするパソコンはnatureOS 6.0は、64bitOSなのでWindows Vista世代以上のパソコン以上をチョイスすれば良いパフォーマンスを見せてくると思います
natureOS 6.0の右寄りのUIは初めての方は戸惑うと思いますが、使ってみて判ることが多くあると思います 意外とハマる方はいらっしゃると思います
今回使用したパソコン
東芝 Dynabook TH/64H2




CPU | Core 2 Duo P8600(2.40GHz) |
RAM | DDR2 SDRAM PC2-6400 4GB (2GB ×2) |
VIDEO | Intel Graphics Media Accelerator 4500(M/B内蔵) |
STORAGE | SATA SSD 128GB |
| 現在WIndows10にて運用中 |
コメント