今日はPuppy Linux Fossapup64 9.5を使ってみたいと思います
Puppy Linux Fossapup64 9.5は、名前から想像つくと思いますが、Ubuntu 20.04 Focal FossaをベースにしたPuppyです Ubuntuは20.04より64bit版のみなので32bit版がないのが寂しいですね
今日はCeleronN2830搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64で日本語起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Puppy Linux Fossapup64 9.5

Release | 2020.09.13 |
Type | Linux |
Based on | Ubuntu |
Architecture | x86_64 |
Desktop | JWM, Openbox |
動作保証する環境
CPU | Pentium 166MMX |
メモリ | 128MB〜 |
256MB(5.x系) 768MB(6.x系) 1GB(7.x系〜) | |
ディスク容量 | 1GB (注1 ) |
(注1 ) 起動時にRAMへシステムを読み込み利用する仕組みで ハードディスク無しでも運用可能 |
Download
20.09.23 公式ページで公開されました
下のフォーラムのURLでもダウンロードできます
Puppy日本語化ファイルのダウンロード
Puppy Linux を日本語化するファイルは、下記サイトにてダウンロードできます ファイル名は 「 fossa64_lang_ja-r5.pet 」です
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 一番上を選択してEnter キーを押します

起動しました 起動後の挙動は至って軽快 ★★★★☆ さすがPuppyは別格の軽さです

日本語化
ダウンロードしてきた日本語化ファイルをデスクトップに置いてクリックします
このウィンドウが現れます YES をクリックします

インストールは数秒で終了します
Country Setupを開きます
Main LanguageとTime Zone Keyboard Rayoutを下記の様に変更します

Xウィンドウのリスタートを促すウィンドウが開きます はいをクリックします
Xウィンドウの再起動は数秒で処理され起動します
Desktop

Puppy Linux Fossapup64 9.5のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左シングルクリック実行の設定です
パネルアイテム 左側

Menu
Puppy LinuxのメニューランチャーはWindows9X系のように軽快に動作します

パネルアイテム 右側

Partview
コンピュータに接続されている記憶デバイスのパーティション一覧が閲覧できます

デスクトップ上での右クリックメニュー
アプリケーションのメニューランチャーが表示され、アプリの起動ができます

JWMdesk
JWMのデスクトップの設定です

デスクトップの背景画像はオリジナルの画像が数枚用意されています

System Tools
パピーの設定
各種設定ツールのパピーの設定です
デスクトップにあるアイコンの設定で起動できます

Terminal
ターミナルエミュレーターのTerminalです
Puppyは比較的GUI化が進んでいるディストリビューションなので、殆ど使わなくて済みそうです

Puppy Package Manager
アプリ管理ツールのPuppy Package Managerです
GUI操作にてアプリをインストールできるツールです

Quickpet
簡単にアプリをインストールできるツールのQuickpetです
名前の如く、ワンクリックで定番のアプリを簡単にインストールできます

ROX-Filer
超軽量ファイルマネージャーのROX-Filerです
超軽量ですが、エクスプローラの様な便利なファイルマネージャーに馴れている方は、少々不便に感じるかもしれません

Applications
Palemoon
軽量ブラウザのPalemoonです
このパソコンでも起動は比較的素早く、かなり軽快に動作します

Abiword
超軽量ワープロアプリのAbiwordです
このパソコンでも凄く軽快に動作します

Gnumeric
超軽量表計算アプリのGnumericです
このパソコンでも起動は素早く動作は軽快なので、かなり使えるアプリです

mtPaint
軽量ペイントアプリのmtPaintです
必要最低限の使い勝手のペイントアプリです

DeadBeeF
軽量高音質ミュージックプレイヤーのDeadBeeFです

インストール
Puppy LinuxのインストールはFrugalインストールを推奨します
初めての方には敷居の高めのインストールです

以前のバージョンのFrugalインストールの記事を貼っておきます ご参考まで….

日本語入力
日本語化ファイルにより日本語入力もインストール設定されています
ファイルを作成してくれた方に感謝です

ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0搭載ストレージ ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
あとがき
相変わらず最近のPuppyは安定して使えます 公式ページには2007年以降のCore2Duo以上のCPUと、2GBメモリ搭載のパソコンを最小システム要件と書いてありますので、Windows Vistaモデルの古い64bitパソコンから使う事ができると思います
コメント
64bit puppy に lang_pack_ja-2.1.sfs を適用しても、日本語入力が機能しません。自分で日本語入力システムをセットアップすれば別ですが…
Puppy Linux 日本語フォーラムでは、fossapup64 専用の日本語化パッケージを用意しています。
こんにちは
情報提供ありがとうございます 早速リンクの方を修正させていただきました
Puppyのfossa64ですが、
大きいソフトをインストールしようとすると
メモリオーバーしませんか?
/usr/binや/usr/local/binに
インストールされるソフトを
別の場所にインストールすることは
できますか?