今日はArch32Pup 20.05を使ってみたいと思います
Arch32Pupは、Arch Linux32ベースのPuppy Linuxです
Arch Linuxは公式では32bit版は無くなりましたが、コミュニティのサポートより継続 32bit版のArch Linuxを今もリリースしています そんなArch Linux32ベースのPuppy
対応アーキテクチャが32bitのみという設定が地味に高まります
Pentium M753 RAM512MB 搭載のLet’s note CF-W4で起動してみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Arch32Pup 20.05

Release | 2020.05 |
Type | Linux |
Based on | Arch Linux, Puppy Linux |
Architecture | i686 |
Desktop | JWM |
動作保証する環境
CPU | Pentium 166MMX |
メモリ | 128MB〜 |
256MB(5.x系) 768MB(6.x系) 1GB(7.x系〜) | |
ディスク容量 | 1GB (注1 ) |
(注1 ) 起動時にRAMへシステムを読み込み利用する仕組みで ハードディスク無しでも運用可能 |
Download
今回使用するISOイメージファイルは、Arch32Pup-20.05_plus0.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



USBメモリを使って起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます 一番上を選択してEnterキーを押します

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って軽快 ★★★☆☆
CPUはWindows XP世代のPentium Mですが、このパフォーマンス
Puppyが凄いのかArch Linuxが凄いのか とにかく凄いの一言ですね

Arch32Pup 20.05のデスクトップはパネルは下に設置 上にはDockランチャーが設置 マウスは左シングルクリック実行の設定です
パネルアイテム

アプリケーション
アプリケーションランチャーは、JWMのWindows9xテイストなランチャーが設定されています

Places
主要フォルダ等を表示 ファイルマネージャーで開きます

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーやタスクスケジュラー等のツールを起動できます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューは、アプリケーションランチャーが設置されています

デスクトップの背景
デスクトップの背景には、オリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
PupControl
各種設定ツールのPupControlです

JWMdesk
JWMの設定ツールのJWMdeskです
主に外観の設定ツールが揃っているのでカスタマイズは、ここから行えます

Puppy Package Manager
アプリ管理ツールのPuppy Package Managerです
GUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

LXTerminal
ターミナルエミュレーターのLXTerminalです

ROX-filer
超軽量ファイルマネージャーのROX-filerです
超軽量ですが、WindowsやMacを使ってきた方は若干の使いにくさを感じると思います

Applications
Light
ウェブブラウザのLightです
低スペックパソコンの泣き所 メモリ喰い虫のウェブブラウザですが、使えなくないレベルで動作します 最低でもRAM1Gくらい積んでいれば、そこそこ行けるのですが…

ブラウジング中にタスクマネージャーを起動
この数値は凄いの一言 本当にウェブブラウザ起動してるの?って言われても良いくらい低い数値を叩き出しています

Abiword
軽量ワープロアプリのAbiwordです
このパソコンでは、そこそこ使うことができます

Gnumeric
軽量表計算アプリのGnumericです
このパソコンでは、そこそこ使うことができます

mtPaint
ペイントアプリのmtPaintです
このパソコンでは、そこそこ使うことができます

Pmusic
ミュージックプレイヤーのPmusicです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

今回使用したパソコン
CF-W4HW8AXR


CPU | Pentium M753 1.2GHz |
RAM | DDR2 PC2-3200 512MB |
STORAGE | Ultra ATA100 60GB |
WindowsXP Model 2005 |
あとがき
いや〜Puppyって本当にいいもんですね
冗談はさておき、Arch32Pup 20.05は素晴らしい
ウェブブラザ起動時の数値も凄かったけど、アイドル時のメモリ使用量も半端なく低い数値を叩き出しています

もう出てくる言葉は凄いしか見つかりません
Pentium M753 RAM512MB 搭載のLet’s note CF-W4で、ここまでのパフォーマンスを見せてくれるとPentiumⅢを積んだパソコンでも試したくなります
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