今日は2021.06.29にリリースされた、deepin 20.2.2 を使ってみたいと思います

deepinは、China(中華人民共和国)発のDebian GNU / Linuxオペレーティングシステムに基づいたデスクトップオペレーティングシステムです
deepinは中国に本拠を置くWuhan Deepin Technology Co. Ltdによって開発され、Google Chrome・Spotify・Streamのようなオープンソースやプロプライエタリのプログラムも同時に配布しています
エレガントで使いやすくカスタマイズされたDDE(deepin Desktop Environment)は、直感的なデザインでユーザーライク インストールと使い勝手が簡単なので多くのシーンでの活躍が見込まれます
最近ではArch Linux等のディストリビューションより、deepinデスクトップをパッケージリポジトリに採用し利用開始されています

今日はCeleron N2830 搭載の ECS LIVE STATION LS-4-64に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
deepin 20.2.2


Download
今回使用するISOイメージファイルは、deepin-desktop-community-20.2.2-amd64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動させる
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このまま一番上で起動します
Deepinは、このままインストーラーが起動します

インストール
インストーラーが起動しました
インストーラーは言語を選択して使うことができるので、比較的使いやすいインストーラーです

deepinのインストールは下記記事をご覧ください

deepinのインストールは初回起動までがインストールの作業になります
Desktop
起動しました 起動後の挙動はそこそこ軽快 ★★☆☆
若干の引っ掛かりが気になりますが、普通に即戦力で使うことができます

Deepin 20.2.2 のデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
アプリケーション
Deepinのランチャーは機能的なランチャーが設置されています

通知センター(Notification Center)
クリックでデスクトップ右側より多機能な通知領域が現れます
連動しているアプリとの連携により、使い勝手良く使うことが出来ます

右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

壁紙とクスリーンセーバー
背景画像はオリジナルの画像が用意されています

System Tools
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

ファイルマネージャー
Deepin File ManagerはDeepinTechnologyによって開発された強力で使いやすいファイル管理ツールです
従来のファイルマネージャーの機能とレイアウトに従いユーザー操作を簡素化 多くの特徴的な機能を追加します 判りやすいナビゲーションバーにインテリジェントに認識された検索ボックス 多様なビューがユーザーライクなエクスペリエンスを提供します

Terminal
Deepin Terminalは、DeepinTechnologyチームによって作成された端末エミュレーターです
シンプルなインターフェースに強力な機能を搭載 瞬時に開始・終了できスムーズに動作します マルチタスクではブラウザにタブを追加するのと同じように、複数のワークスペースを作成や複数のウィンドウに分割することができます

App Store
App StoreはDeepin Technologyによって作成されたアプリケーションプログラムです
ストアにアクセスして人気のアプリケーションを検索し、GUI操作にてワンクリックで自動的にダウンロードしてインストールできます
App Storeはアプリケーションのダウンロード・インストール・レビュー・評価を統合 ユーザーは多くのカテゴリからお気に入りのアプリケーションを見つけ出すことができます

Applications
Browser
ウェブブラウザのBrowserです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

Image Viewer
Deepin Image Viewerは、DeepinTechnologyによって作成された画像ビューアです
スタイリッシュな外観とスムーズなパフォーマンスで、多くの画像フォーマットに対応しています
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

Music
Deepin Musicは、Wuhan Deepin Technology Co.Ltdより再構築されローカル音楽の再生に重点を置いたアプリケーションです
最新のインターフェイスデザインと究極の再生体験を提供 ローカル音楽のスキャンや歌詞の同期などの機能も備えています

日本語入力
日本語入力関連ツールのFcitxがプリインストール済みなので、Mozcをインストール設定します
fcitx-mozcをインストール
Terminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx-mozc
Fcitxを設定
パネルにはFcitxが常駐しています
Mozcインストール後なので、一旦Fcitxを再起動させパネルよりFcitxをクリック 設定を開きます

入力メソッドの設定で、日本語キーボードとMozcが設定されている事を確認します

ワープロアプリを起動して日本語入力のテストをします

今回使用したパソコン
ECS LIVE STATION LS-4-64

CPU | Intel Celeron N2830 (SoC) Processor |
RAM | DDR3L 4GB |
VIDEO | Intel® HD graphics |
STORAGE | SATADOM 64GB |
LAN機能1x GIGABIT LAN ポート WiFi IEEE 802.11b/g/n + Bluetooth4.0 ワイヤレス給電 (Qi)Qi V1.1.2 (5V1A=5W max) |
あとがき
最近多くのディストリビューションでDeepinデスクトップを採用されています しかし、まだまだ多くの部分で煮詰めないと日本での需要は難しいですが、使いやすさと独特のUIは多くのLinuxファンを惹きつける力を持っています
今回のインストールで使用した容量は6.64GBと想像よりは少なめ

インストールするならできればWindows7モデルを使ったほうがいいですね ぶっちゃけ今回使ったパソコンでは役不足で、そのフォーマンスを発揮しきれなかった感が有ります CPUはできればi3以上を使ったほうが良いかもしれませんね
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