今日は2021.08.26にリリースされたLubuntu 20.04.3 を使ってみたいと思います
Lubuntuは軽量な Qtデスクトップ環境(LXQt)を使用する公式のUbuntuフレーバー 堅固なUbuntuベースに基づいた軽量機能的なLinuxは、シンプルながらもモダンで強力なGUIと多くのアプリケーションをユーザーに提供

ウィジェットとエコシステム全体をレンダリングする為のQtテクノロジーを採用 最先端のデスクトップインターフェイスをユーザーに提供します
ArcテーマとPapirusアイコンの組み合わせは好相性
デスクトップは見やすくなりシャープなエッジと鮮やかな色で、全体的なデザインを圧倒することなく、最新のデスクトップエクスペリエンスで魅了してくれます
ソフト面でもLubuntuは、オフィスアプリ・PDFリーダー・画像エディタ・音楽そしてビデオプレーヤー等の、現代人が日常的不可欠とされるアプリとサービスをLubuntuは持ち合わせています
更に、プリインストール済のDiscover Software Centerは、ユーザーニーズに合ったアプリを無料でダウンロードできます

セキュリティ面でもLubuntuは、脅威のレビュー・脆弱性の修正・リリースのセキュリティ機能のアップグレードを常に行い、システムとワークロードを保護 アップデートには専用ツールがプリンストール GUI操作にてワンクリックで簡単に操作できるので、Linuxビギナーユーザーでも安心して使う事ができます
今日はWindows Vista世代のパソコン Core2Duo U7500搭載のPanasonic Let’s note CF-R6に、日本語インストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Lubuntu 20.04.3 LTS Focal Fossa

システム要件
CPU | 266MHz以上のプロセッサ(512MHz以上推奨) |
メモリ | 128MB以上(512MB以上推奨) |
ディスク容量 | 3GB以上のハードドライブ(6GB以上推奨) |
汎用のグラフィック |
この数値は公式よりアナウンスされているものです

Download
今回使用するISOイメージファイルは、lubuntu-20.04.3-desktop-amd64.isoです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください




起動
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnter キーを押します

起動しました それでは順に沿ってインストールしていきます

- ネットワークに接続
- インストーラーを起動
インストール
インストーラーが起動しました
画面が狭いノートなのでフル画面でインストーラーを使うことになります
使用する言語を選択します

Lubuntuのインストールは下記記事をご覧ください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、そこそこ軽快 ★★★☆☆
Windows Vistaモデルですが所詮は非力なノートPCです 当たり前ですが重いアプリはキツイですね


Lubuntu 20.04.3 LTS Focal Fossaのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
アプリケーション
アプリケーションメニューは、LXQtのwin9xチックでシンプルなランチャーが設置
シンプル・機能的で使いやすいランチャーです

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューより詳細なサウンド設定を呼び出せます

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます
解像度が低いのでカレンダーが大きく感じます 人にもよりますが、こっちの方が見やすいかもしれませんね

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
コンフィグレーションセンター
各種設定ツールのコンフィグレーションセンターです

PCManFM-Qt
軽量ファイルマネージャーのPCManFM-Qtです

QTerminal
ターミナルエミュレーターのQTerminalです

Discover
アプリ管理ツールのDiscoverです

Applications
Firefox
ウェブブラウザのFirefoxです

このパソコンでは起動は遅いですが、起動後はそこそこ使うことができます
そこそこといっても所詮非力なノートパソコン しかもWindows Vista世代の旧世代のパソコン ウェブブラウザの最低限の仕事が限界ですね イマドキな使い方は無理です 画像少な目のテキストサイトがちょうどいいレベルですね
LibreOffice
LibreOfficeはThe Document Foundation(ザ ドキュメント ファンデーション、ドキュメント財団)のオープンソースのオフィスアプリです

Writer(文書作成)・Calc(表計算)・Impress(プレゼンテーション)・Draw(ベクタードローグラフィック)・Base(データベース)・Math(数式作成)から構成され、MS社のオフィスと遜色ないパフォーマンスを見せてくれます

このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
このパソコンでは、この辺のアプリを使うのがちょうどいいかもしれませんね
LXImage-Qt
画像ビューアのLXImage-Qtです
このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します

VLCメディアプレイヤー
メディアプレイヤーの定番VLCです


このパソコンでは、そこそこ軽快に動作します
日本語入力
Lubuntu 20.04.3 LTS Focal Fossaには日本語関連ツールのFcitxがプリインストール済みです
入力メソッドのMozcをインストール設定します
Fcitx-Mozcをインストール
QTerminalを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx-mozc
Fcitxを設定
パネルにはFcitxが常駐しているので、Mozcインストール後はパネルよりFcitxを再起動させます

クリックして設定画面を呼び出します
入力メソッドタブに日本語キーボードとMozcが設定されていることを確認します

ワープロアプリを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
Lubuntuは軽快で使いやすいLinuxディストリビューションです しかし最近の自分は富士通のそこそこパワーのあるWindowsVista世代のパソコンでLinuxを使いまくっていたので、今回のようなWindows Vista世代の非力なノートでは若干のスッペック不足を感じました しかしオフィス的な軽作業はそこそこ軽快に動作し、Lubuntuの軽快なパフォーマンスは相変わらずでした
今回のインストールで消費した容量は5.18GBでした ナカナカいい感じで収まりました インストールするなら15-20GBもあればなんとかなりそうな気がします

インストールするなら、今回のようにWindows Vista世代から行けると思います スペック次第ですがWindowsXPモデルでもいけます なんといってもLubuntuは18.04から32bitが無いのが痛いですね
それがなければ低スペック・古いパソコンの再生に使えるんですけどね
ちなみに古いパソコンってどういうパソコンを言いますか?自分的にWindowsXPモデルが古いパソコンの一つの目安になっています Windows Vistaモデルは古いパソコンではありますが、マルチコアCPU搭載機が多いし、メモリも比較的2GB以上積んだパソコンも多め 古くはありますが自分的には古く感じません XPモデルは64bitのパソコンが少なめなので、この辺がネックで使えなかったりとか多々ありますね 特にUbuntu系は18.04以降は大変ですね

今回使用したパソコン
CF-R6AW1BJR




CPU | Intel(R) Core 2 Duo U7500 |
RAM | DDR2 SDRAM 1.5GB |
STORAGE | SATA 500GB |
Windows Vista Model | |
Vistaサポート終了で超安定のオフライン運用中 Windows98世代のゲームをISO化してプレイするのには最適なパソコンです 寝モバ的な使い方でのゲームは至福の時間です |
※このパソコンはワイヤレスネットワークアダプターが壊れているので、古いカードですが下記を使っています 規格は時代遅れですがそこそこ使えます しかもLinuxなのでドライバなしで使用できます

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