今日はQ4OS 3.11 rpiを使ってみたいと思います
Q4OSはGermany(ドイツ)発のDebianベースのディストリビューションです シンプルで無駄のないデスクトップは、WindowsNT系を彷彿させます そんなQ4OSは見た目以上に軽量に動作し、UIもユーザーライクでとても使いやすいデスクトップで、優等生なドイツのイメージピッタリのディストリビューションです
Q4OS 3.11 rpi

Type | Linux |
Based on | Debian (Stable) |
Package Management | DEB |
Architecture | aarch64, armhf, i686, x86_64 |
Desktop | KDE Plasma, Trinity |
Download
Raspberry Pi 4 Model B 4GB

CPU | Cortex-A72 Armv8 Quad Core 1.5GHz |
RAM | 4GB LPDDR4 |
GPU | Broadcom VideoCore VI 3D graphics core |
イメージファイルをmicroSDカードに書込む
- Q4OSのダウンロードのページより、イメージファイルをダウンロードしてきます
- ダウンロードしたファイルは 圧縮ファイルなので、解凍ツールで展開します
- Rufus (ルーファス)等のライティングツールを使って、イメージファイルをmicroSDカードに書込みます

microSDカードをRaspberry Piに装着します
これで準備はOKです

起動
電源を入れて起動させます

ログイン画面が現れます ユーザーネームとパスワードは下記を入力します
Username | pi |
Password | raspberry |
言語を英語を使うか問われます No をクリックします

使用する言語を選択します

そして新しいパスワードを設定します

起動しました 起動後の挙動はかなり軽快 8.1★★★★☆ 漂うWinNT感にソソられます

しかし日本語フォントが文字化けしています フォントをインストールします
Konsoleを起動します 下記コマンド入力します
$ sudo apt-get install fonts-noto-cjk
パソコンを再起動させます
Desktop
Q4OSはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です

パネル左側

① アプリケーションメニュー

② デスクトップを表示
クリックで全てのウィンドウを閉じてデスクトップを表示します
③ Konqueror
軽量ファイルマネージャー・ウェブブラウザのKonquerorです

パネル右側

④ デバイスの管理

⑤ Klipper
クリップボードの履歴ツールです

⑥ ネットワーク
ネットワークの管理ツールです

⑦ KMix
サウンドデバイスの音量調整です

⑧ 日時
パネル上は時計を表示 クリックでカレンダーを表示します

デスクトップ上での右クリックメニュー

設定→KDesktop→背景
デスクトップ上での右クリックメニューより起動 デスクトップ背景画像は数枚用意されています

システムツール
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

Raspberry Piの設定
ラズパイの設定ツールです

Software Center
アプリ管理ツールのSoftware Centerです
GUI操作にてアプリのインストールが行えるツールです

Synapticパッケージマネージャー
アプリ管理ツールの定番のSynapticパッケージマネージャーです
こちらもGUI操作にてアプリのインストールを行えるツールです

Konsole
ターミナルエミュレーターのKonsoleです

アプリケーション
Q4OSは昔のWindowsの様にアプリケーションが殆ど入っていません
ミュージックプレイヤーのAudaciousをSynapticパッケージマネージャーにてインストールしました

日本語入力
日本語入力関連をインストール設定します
キーボードレイアウト
コントロールセンターを起動します
キーボードの設定で配列タブを選択 日本語を追加しデフォルトは削除します

関連ツールのインストール
Synapticパッケージマネージャーを起動します
fcitx fcitx-mozc の2つをインストールします

Fcitxを起動します
入力メソッドのタブを開き キーボード-日本語 Mozc が追加されていることを確認します

テキストエディッタのKateを起動 無事に日本語入力できました

あとがき
Q4OSは相変わらず軽いです パソコンではVAIO TypePの様な非力なマシンを再生させ、ラズパイでも想像以上のパフォーマンスを見せてくれました
Q4OSはWindowsNTのUIをWindows7チックにした感じ 色々な部分でWindowsNTに似ています インストール後に設定ツールを使っている時なんかの、事務的な挙動に何とも言えないNT感があり、懐かしさの余り笑ってしまいそうになりました
コメント
Q4OS は現時点でverが3.12に上がっていて、言語選択でjapaneseを選べば、日本語表記になるみたいです。楽ちんです。シンプルだけど、キビキビ動くから、気に入っています。
外の黒枠は、Raspberry Piの設定で消せるようです。こちらも副作用は今のところ出ていません。32G使っていますが、自動的にパーテーションを全域に拡大してくれるので、その点も楽です。