今日は2021.09.27にリリースされた QQ4OS 4.6 Trinity 32bitを使ってみたいと思いますす
Q4OSはGermany(ドイツ)発の、Debian GNU/Linuxをベースにした軽量で使いやすいデスクトップ指向のオペレーティングシステムです 生産性の高いシステムを簡単に実現する事を重点を置いてあるので、自分好みの作業環境を手に入れたい人にとって理想的なLinuxディストリビューションです
無駄のない高速なシステムを簡単にセットアップ、余分なコンポーネントやアプリケーションを排除できるので、ビギナーからエキスパートユーザーまで幅広く支持されています
Q4OSはセキュリティー面でも、DebianGNU / Linuxの信頼性と堅牢性を備え、Linuxの高度なセキュリティ機能でマルウェアやスパイウェアからユーザーを保護してくれます

最新のQQ4OSは、コードネーム「Gemini」の新しい安定したQ4OS4.6バージョンは、公式サイトでダウンロードして本番環境で使用できます 最新のQ4OSは長期サポートLTSリリース セキュリティパッチとソフトウェアアップデートで少なくとも5年間サポートされます Q4OS Geminiは、多数の重要な改善と修正に加えて、ハードウェアサポートを強化、OSの安定性と信頼性を高めています
最新のQ4OS Geminiは、Debian Bullseye11とPlasma5.20、オプションでTrinity 14.0.10デスクトップ環境に基づき、64ビット/ x64および32ビット/ i686paeコンピューター、およびPAE拡張機能のない古いi386システムで使用できます
今日はWindows VISTA世代のパソコン、Atom Z540 搭載のSONY VAIO TypePにインストールしてみたいと思います
インストールする際は、インストール前にLive Bootで試す事をお勧めします
Q4OS 4.6 Trinity 32bit

Release | 2021.09.27 |
Type | Linux |
Based on | Debian (Stable) |
Architecture | aarch64, armhf, i686, x86_64 |
Desktop | KDE Plasma, Trinity |
最小システム要件
KDE Plasma | Trinity | |
CPU | 1GHz | 300MHz |
メモリ | 1GB | 128MB |
ディスク容量 | 5GB | 3GB |
この数値は公式よりアナウンスされているものです
ダウンロード
今回ダウンロードしたISOイメージは、q4os-4.6-i386-instcd.r1.isoです
こちらはLive Bootできないインストール専用ISOイメージファイルです
Live BootできるUSBメモリの作成
パソコンからUSBメモリを使ってLinuxを起動できるUSBメモリを作成します Windows・Mac・Linuxを使っての作成方法は下記記事を参考にしてください



起動〜インストール
USBメモリを使っての起動は、Bios画面のBootメニューで一番に起動するデバイスを、USBメモリを選択します そして再起動します
この画面が現れます このままEnterキーを押します

インストーラーが起動しました
インストーラーは言語を選択して使うことができるので、比較的インストールは楽にできます

インストールは、こちらの記事を参考にしてください

Desktop
このパソコンでの起動後の挙動は、至って軽快 ★★★☆☆
あのVAIO TypePが、現役マシーンとして使う事ができます

Q4OS 4.6 Trinityのデスクトップはパネルは下に設置 マウスは左ダブルクリック実行の設定です
アプリケーション
Windows XPチックの、Trinityのシンプルかつ機能的なランチャーです

サウンドコントロール
パソコンのサウンドデバイスの音量調節です

クリックメニューよりサウンドミキサーを起動できます

日時
パネル上は日時を表示 クリックでカレンダーが表示されます

デスクトップ上での右クリックメニュー
デスクトップ上での右クリックメニューです

デスクトップの設定
デスクトップの設定にはオリジナルの背景画像が用意されています

System Tools
コントロールセンター
各種設定ツールのコントロールセンターです

Konsole
ターミナルエミュレーターのKonsoleです

Konqueror
ファイルマネージャー・ウェブブラウザ・画像ビューアとマルチな使い方ができるKonquerorです

Software Center
アプリインストーラーのSoftware Centerです
インストールできるアプリは少なめなので、一番上にあるSynapticパッケージマネージャーを、インストールして使った方が快適に使えるかと思います
とりあえずアプリ管理ツールのSynapticと、最小限のアプリ詰め合わせのDesktop Profilerをインストールしました これでも他のディストリビューションに比べると少なめです

一番上の右側にあるDesktop profilerは、定番のアプリを一括でインストールできるスグレモノ
使い方やインストールに自信の無い方は、これを利用するのも手かもしれませんね
Synapticパッケージマネージャー
アプ英管理ツールのSynapticパッケージマネージャー GUI操作にてアプリをインストールできる便利ばツールです
Software Centerにて追加でインストールしました

Applications
Konqueror
ウェブブラウザとして使ったKonquerorです

このパソコンでは、そこそこ使うことができます
KWrite
テキストエディタのKWriteです

Audacious
VAIO TypePではミュージックプレイヤーはAudaciousをインストールします
QQ4OS 4.6 Trinityにはミュージックプレイヤー は無いので、ミュージックプレイヤー を使う人にはちょうど良いかもしれませんね
Audaciousは、Synapticパッケージマネージャー・Konsoleでインストールできます
Audaciousをインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install audacious
ミュージックプレイヤーの音飛び問題
VAIO TypePは多くのLinuxのディストリビューションで音飛びします
Audaciousは、その対策が比較的簡単なアプリです
Audaciousの設定で出力プラグイン(Output Plugin)のデフォルトで使われているPulseAudioを外します 他を選択 無事に音飛び解消します
通常では、この方法で解消する筈ですが今回はダメみたいなので、PulseAudioを削除します
今回はデフォルトでは音が出ません
PulseAudio削除
Synapticパッケージマネージャーを起動します
「pulse」で検索して、結果より出来てきた「pulseaudio」削除します

PulseAudio削除は、それに依存するツール(音量調節等)が使えなくなる可能性があるので、削除する場合は自己責任にてお願いします
Audaciousを設定
- Audaciousを起動します
- 設定画面を開きます オーディオタブを選択します
- 出力プラグインをALSA出力を選択します

無事に再生できました
設定をしっかりすれば、VAIO TypePでもミュージックプレイヤーを楽しむ事ができます

日本語入力
日本語入力関連ツールをインストール設定します
Fcitxをインストール
Konsoleを起動します
下記コマンドを入力します
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install fcitx fcitx-mozc fcitx-configtool
一旦パソコンをログアウトさせます
Fcitxを設定
再ログインするとパネルにはFcitxが常駐しています クリックして設定を開きます

入力メソッドタブで日本語キーボードとMozcが設定されていることを確認します

テキストエディタを起動して、日本語入力のテストをします

あとがき
相変わらずQ4OSは軽快なディストリビューションです これは判っていた結果とはいえ素晴らしいですよね VAIO TypePのように古く低スペックなパソコンを使い続ける自分にとって、頼りのディストリビューションです
今回のインストールで消費した容量は3.78GBと、かなりミニマム これなら15GBもあれば十分使えると思います

インストールするパソコンは、32bit版もあるからWindowsXPモデルより行けると思います
今回使用したVAIO TypePはWIndows Vistaモデルではありますが、CPUが非力なので実質はXPモデルと変わらないスペックです
最後に私ごとではありますが、この投稿がLN date始めて以来の500投稿目になります
今回使用したパソコン
SONY VAIO TypeP VGN-90HS




CPU | Intel® Atom Processor Z540 |
RAM | DDR2( SDRAM)2GB |
STORAGE | SSD64GB |
現在、デフォルト環境のWindows Vistaを入れて快適オフライン運用中 |
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